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岸田首相「何としても行く」3月中のウクライナ訪問は日程公開の“逆張り”か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/319236
2023/02/25 日刊ゲンダイ
拍手喝采される姿を夢想し、つい頬が緩んだか(岸田首相)/(C)JMPA
ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年となった24日、岸田首相が会見を開いて支援の継続などについて語った。「我が国は本年のG7議長国」とリーダーシップを強調していたが、内心は裏腹で、G7首脳の中で自分だけがウクライナを訪れていないことに焦っている。3月訪問を念頭に日程調整を始めたというがーー。
◇ ◇ ◇
「5月の広島サミットの主催はもとより、1月から12月までの1年間を通じて、ウクライナ問題に対する結束を議長国として主導していく」
「同時に日本は今年から国連安保理非常任理事国を務めており、国連安保理での役割もしっかりと担ってまいる」
岸田首相はこうアピールし、「この後23時からゼレンスキー大統領をお招きし、G7首脳テレビ会議を私が主催いたします」と胸を張ったが、“出遅れ”感は否めない。
「議長国なのに、G7首脳の中で自分だけウクライナを訪れていないことを岸田総理はとても気にしている。昨年から模索していたものの、安全確保や秘密保護の観点から難しいと断念したのですが、20日にバイデン米大統領がウクライナを電撃訪問したことで、『やはり何としても行く』と言い出した。すぐさま事務方を呼んで『広島サミットまでに訪ウできるよう調整しろ』と指示しています」(官邸関係者)
会見ではなぜかニヤニヤ
バイデンが首都キーウに着いたのが日本時間の20日午後3時ごろ。当日の首相動静を確認すると、午後2時53分まで官邸で小倉こども担当相らと会った後、午後4時55分に官邸を出て自民党本部に向かうまで、“空白”の2時間がある。慌てて関係各所に指示を出していたのか。
翌21日午前には秋葉国家安全保障局長や滝沢内閣情報官、市川外務省総合外交政策局長、防衛省の増田防衛政策局長、山崎統合幕僚長ら外務・防衛の幹部を官邸に集めて何やら協議していた。
キーウ訪問は、ポーランドまで飛行機で約15時間、車で約2時間移動した後に列車10時間という旅程で、最低でも片道27時間かかる。バイデン大統領と同様に現地滞在が5時間程度としても、0泊3日の強行軍になるが、岸田首相はやる気マンマンだという。
「日本の場合、総理日程を3日間も秘匿するのは無理なので、いっそのこと事前にスケジュールを公開してから訪問する案も検討されています。電撃訪問よりも、かえって安全が確保しやすいかもしれない。ロシアだって、G7の首脳を爆撃することは避けたいはずです。もっとも、現地の移動中はおそらくNATO軍の援助を得ることになる。日本はNATO加盟国ではないのに、そこで借りをつくるのはどうなのかという懸念はあります」(外務省関係者)
G7議長国として現地の状況を確認する意義はあるが、ただの視察というわけにはいかない。追加支援など、何らかの手土産は必要だ。
「どうせなら、統一地方選の前に行って支持率アップにつなげたいという思いもある。国会審議への影響を少なくするため、3月の週末や、18日からの飛び石連休を利用することになりそうです。それでゼレンスキー大統領を広島サミットに招待できれば、大手を振って凱旋できる。総理の頭の中には、電撃訪朝からの帰国を喝采で迎えられた小泉元首相のイメージがあるようです」(前出の官邸関係者)
24日の会見でウクライナ訪問について質問された岸田首相は、「検討を行っているところだが、現時点では何も決まっていることはない」と、なぜかニヤつきながら答えていた。キーウ“予告”訪問で拍手喝采される姿を夢想し、つい頬が緩んだか。だが、そんな甘い考えで戦地を訪問するのはやめた方がいい。
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