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元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2055006.html
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2月3日、荒井勝喜・首相秘書官が同性婚について「見るのも嫌だ」と発言したことがメディアでたたかれ、更迭に追い込まれた。この報道は言うまでもなく、LGBTXXXXなど性的少数者に対する一切の否定的発言を封じ、彼(女)らの増加を促進するのが目的である。
この報道の真意は一目瞭然であり、「ニュース研究検定」が存在するなら無級である。ただし、メディアが政治関係者をたたく場合、取り沙汰される言動自体が国際カルトのアジェンダ(実現目標)遂行において邪魔な場合と、その人物自体を排除したい場合がある。荒井氏のこの件は、前者に当たる。
性的少数者への差別を常に探すメディア
やり玉に挙げられた発言は、同性婚についての見解を記者団から問われ、「見るのも嫌だ。隣に住んでいたら嫌だ。人権や価値観は尊重するが、認めたら、国を捨てる人が出てくる」と答えたもの。記者の質問の背景には、1日の衆院予算委員会で岸田文雄首相が「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」と答弁したことがある。
岸田首相のこの「社会が変わってしまう」発言さえ、野党とメディアから問題視されている中、荒井氏の発言が飛び出した。もともとオフレコの席での発言を速報したもので、罠にはめる卑しいマスコミ記者の本性が表れている。
これを受け、岸田首相は翌日、荒井氏の解任を決めたのに続き、自民党内保守派が反発しているLGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案についても再検討するよう指示した。メディアの圧力に勝てる国会議員は、田中角栄と亀井静香の両氏以外、知らない。
メディアは、性的少数者を嫌悪する言動を一貫してたたいている。NHKは4日、「更迭は当然で遅すぎる」(立民・泉健太代表)、「極めて差別的だ」(同・安住淳国対委員長)の批判的談話を伝え、6日にはLGBTなど性的少数者の学生への大学側の対応についての調査結果を報じた。12日の『日曜討論』では、萩生田光一・自民党政調会長が立憲民主かられいわまでの野党につるし上げられ、「議論を前に進めていきたい」と言うほかなかった。
フジテレビは同日、番組『イット!』でLGBTQの情報を発信し支援する「プライドハウス東京レガシー」代表のインタビューを放映した。
「反体制」と勘違いしている人が多い『日刊ゲンダイ』も5日、『荒井勝喜秘書官の差別的発言は本当に個人的見解? 即座更迭も“トカゲの尻尾切り”際立つ皮肉』と題する記事を載せている。同記事は同性婚法制化に消極的な首相をかばうつもりでの発言があだになった可能性を指摘しながら、「主要7カ国(G7)の中で現在、日本だけが同性婚に関する権利擁護に関する法制度がない。今年5月に広島サミットを開催することになっているが、大丈夫なのか?」と、日本新聞協会加盟社より露骨な表現で法制化をあおっている。
荒井氏や自民党保守派の反発を擁護するメディア記事を、読者諸賢は1つでもご存じだろうか? 私は見たことがない。これがメディアの本質である。
性的少数者をめぐる差別的発言でたたかれてきた人に、2022年暮れに総務政務官を辞任した杉田水脈(みお)がいる。18年、月刊誌『新潮45』に「LGBTの人たちは『生産性がない』」と記したことでテレビ・新聞・週刊誌から集中砲火を浴び、同誌は休刊に追い込まれた。以後、「生産性」という言葉が悪い響きを帯びて膾炙(かいしゃ)する。
異性愛者がホモやおかまを見れば、生理的に受け付けないのが当然だろう。洗脳されていない高校生なら、「キモい」と引くはずだ。そこを杉田氏は公人としての自覚から、「生産性」という高尚な語句を使い、合理的な理由付けをしたにすぎないと解す。
しかし、こうした言動を国際カルトは、18年に米国を拠点に展開し始めた「ニュー・ウォーク」(「新しく目覚めた」の意。社会的不公正、人種差別、性差別などに対する意識が高いこと)文化に乗せ、メディアで片っ端から糾弾している。糾弾対象は性別に関することだけでなく、人種・言語・信仰から気候変動に至るまで、そこらじゅうに差別を見付けて告発している。
合成人間化がカルトのアジェンダ
メディアがLGBTを嫌悪する言動をたたくのは、生物学的な人間を合成の形態に置き換える国際カルトのアジェンダがあるからだ。無性別・無性殖の合成デザイナー人間の誕生を画策しており、そこには人間同士による生殖の廃止が伴う。
国際カルトはなぜそんなことをするのか? 英国人ノンフィクション作家のデーヴィッド・アイクによれば、カルトに君臨するアルコーン・レプティリアンの精神へ人類を同化させるためである。理由は、@その方が自分たちの合成・デジタル化された世界に適合するからAバフォメットに象徴される彼らは両性具有で、自分たちにしたいから――である。
アイクは『今知っておくべき重大なはかりごと』第4巻(2020.4ヒカルランド)の中で、合成人間について次のように記す。
「合成人間に性別はなく、生殖の手段も不要であるように設計されている。生殖は、オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』で描かれた「孵化(ふか)・条件づけセンター」のように、ごく技術的に行われるだろう。バカげているいるように聞こえるかもしれない。しかし、これは今、実際に行われていることなのだ」
ハクスリーはカルトのフロント(偽装出先機関)で漸進的社会主義運動のフェビアン協会から小説の題材を得たが、イートン校で彼から仏語を教わったジョージ・オーウェルも『1984年』で似たようなことを描いている。アイクは同作に登場する〈ビッグ・ブラザー〉の言葉を次のように引用している。
「すでにわれわれは革命以前から残っている思考習慣を打ち倒しつつある。われわれは親と子の間の、人と人の間の、男と女の間の絆を断ち切った。もはや誰も妻や子供や友人を信頼しようとはしない。しかし将来的には妻も友人も存在しなくなるはずだ。子供たちは、母親から卵を取り上げるように取り上げられるだろう。性本能は根絶やしにされるだろう」
無性別・無性殖化は、情報と生体の両方への攻撃を通じて進められている。いずれも心当たりがあるはずだ。
情報を通じての攻撃の主戦場は、メディアと教育だ。メディアが性的少数者への差別を許さないことは、冒頭の首相秘書官の言葉狩りで分かるだろう。音楽・芸能分野でも、中性的音楽バンドやアイドルが世界的に売り出されている。世界の教育現場では、ノー・ジェンダー・トイレが設置され、男子にスカート着用を許可することが検討されている。わが国でも、ユニセックスの体操着がすでに導入されている学校がある。
生体への攻撃は、飲食物中の化学物質や、Wi-Fiなどからの放射線によって実行されている。他に、殺虫剤や除草剤、水銀、鉛、ダイオキシンなどの汚染物質などが挙げられる。特に、ペットボトルや飲料缶、食品容器、レシートなどに含まれるビスフェノールAに代表される内分泌かく乱物質による悪影響、すなわちホルモン汚染が深刻だ。現に、北米・欧州・豪州を対象にした大規模調査で、過去10年で精子の数が38%も減少しているとの報告がある。
NHK教育の『サイエンスZERO』は1995年頃、ホルモン汚染の特集をしたが、翌月になって「全て誤りでした」と撤回・謝罪したのを覚えている。カルトの意に沿わない番組を作り、後で注意されたのだろう。
実際に、性同一障害者は増えている。米国のある調査によれば、00年前後に生まれた「ミレニアム世代」では、LGBTを自覚する人が他の世代の成人の2倍近くに達する。無性別人間を実現するための大きな柱は、男性ホルモンであるテストステロンを抑制すること。しかし、理不尽に対し断固とした態度を取るには、男女ともにこのホルモンが必要である。だからこそ人類奴隷化を完成させようとしている今、消し去ろうとしているのだとアイクは指摘する。(後)に続く
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