http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/198.html
Tweet |
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/317578
岸田首相がブチ上げた「異次元の少子化対策」の目玉は、児童手当の拡充なの?。
蓋を開けてみれば、「やっぱり看板倒れ」という「オチ」。
しかし、笑えない話には、違いない。
しかも、具体策は統一地方選の後になる・・・。んだと。
そんな記事が載っていた。
記事によれば、
「・・・児童手当は現在、中学生までの子ども1人当たり月1万〜1万5000円。政府は今後、増額や所得制限の見直しを検討する方針だが、肝心の財源論は4月の統一地方選後に先送りした。・・・
人口問題に詳しい日本総研上席主任研究員の藤波匠氏がこう指摘する。
「支援拡充などの方向性は良いと思いますが、それと並行して若い世代の経済状況も改善する必要があります。40代の大卒社員の実質年収は、10歳上の世代に比べて今は約150万円少ない。・・・」
少子化は、「合計特殊出生率が約2.1を下回る状態」と定義されている。・・・
・・・世界の中でも超少子化社会の日本なら、なおさら諸外国以上に大胆な政策が求められる。
「・・・少子化対策は思い切った取り組みを打ち出して終わりではなく、持続性も求められるのです」(藤波匠氏)
記事の内容は、ざっと以上のような感じだ。・・・
・・・・・・・・
岸田首相がブチ上げた「異次元の少子化対策」は少子化対策の体をなしていると言えるだろうか。
少子化を止め、「合計特殊出生率が約2.1を上回る状態」にするということを目指した対策になっているだろうか。
少なくとも、今の日本は、「子供を育てずらい」社会になってしまっている。
派遣労働の緩和により、非正規労働という不安定な状態で低賃金労働を強いられている人が労働人口の4割を占めるまでに膨れ上がってしまった。
結婚しても、経済的な余裕が無いから、必然的に共働きにならざるを得ない。
子供は多くほしいと願う気持ちはあっても、経済的にそれをは許さない状況にあるのが現実ではないか。
さらには、核家族化が極端に進み、幼子の世話を、じじ、ばばに頼るという期待すら持てない。
これらの問題は、すべてが構造的な問題であり、政治が見落としてきたために生じていると言える。
一朝一夕に起こった問題ではないがゆえに、「子供手当」といった対処療法では解決は出来ない。
結婚したいと願う誰もが、家庭を築き、望むだけの大勢の子供に囲まれて暮らしていける、やっていけるという「安心感」が、若者の間に生まれなければ、この問題は解決しない。
長い時間をかけて、日本はこうなってしまった。
従って、長い時間をかけて。この問題を解決するしかない。
根本の問題は分っている。
非正規労働という、生活の「不安定」さ、低賃金という経済的「不安定」さ。
要するに、現在の経済的余裕の無さ、と将来の生活に対する不安。
大都市一極集中型の経済圏、生活圏の偏りによる、核家族化の行き過ぎ。
これらは、問題と指摘されて久しい。
それでも、なんの対策も打たれていないというのは、自民党の政策の目指すところとは相反するものだったからに他ならない。
従って、自民党には、この問題を解決できない。
そうして、日本は衰退してきたし、これからも衰退していくことだろう。
この問題を解決するには、社会のあり様を変える「ビジョン」を持った、「政策の大転換」を必要とする。
それを求めるなら、「政権交代」しかない、という結論に至るのは、ある意味必然ではないだろうか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK289掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK289掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。