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https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221217-OYT1T50261/
記事によれば、
「・・・野党は多弱化が進み、再興の兆しは見えない。
2012年12月の衆院選で下野した民主党に所属した議員は、離合集散を繰り返し、野党の多党化を招いた。
立憲民主党の泉代表は16日、東京都西東京市で記者団に、「国民は政権交代のない政治ではいけないと思っている。安定感のある野党を作って、新たな政権を生み出したい」と語った。
ただ、下野後の民主系がたどった道は、安定感ある野党像からはほど遠かった。・・・」
とある。
・・・・・・
要するに、
立憲民主党の泉代表が「・・・安定感のある野党を作って、新たな政権を生み出したい」と語った。
記事では、そのことに対して、揶揄っているだけだ。
従って、記事の内容そのものは、離合集散をなぞるだけで、無味乾燥であり、得るものはない。
しかし、記事に取り上げられた、立憲民主党、泉代表の発言には、個人的に、不満が残る。
時同じくして、立憲民主党の小沢氏が、現執行部の姿勢を批判している。
「今の立民では政権交代不可能だ。泉氏をはじめ、党執行部に政権を取る意志が全くない」
「政権を取る気がないのに、国民にいろいろ訴えるのは裏切りであり、背信行為だ」
とまで言う。
立憲民主党の泉代表が「・・・安定感のある野党を作って、・・・」と言う。
このことは、聞かされる国民からすれば、安定感のある野党を作るまでは、政権交代は、目指さないと言っているに等しい。
記事にあるように、民主党が下野して、10年。
10年もたつのに、民主党政権末期に、国民を裏切り、そのことによって失ってしまった国民の「信頼」は未だ取り戻せていない。
結局、10年間、離合集散を繰り返しても、国民の「信頼」は取り戻せなかった。
その事実に、真っ先に目を向けるべきではないか、と思う。
離合集散で、国民の眼先を変えようとしても、国民は見透かしているということに、気が付かなければならない。
離合集散では、「国民の信頼」は取り戻せないということだろう。
民主党の所属議員だった人たちは、政権を取ったその原点に立ち返り、
何故、「国民の信頼」を得て、政権を任せられたのか。
なぜ、「国民の信頼」を失い、下野させられてしまったのか。
そのことを明らかにし、その問題を全員で共有することが、真っ先にやらねばならないことではないか。
そのことが、実行された形跡は、無い・・・。
やることが、怖いのか。
分裂するのが怖いのか。
何もせずに、目先を変えるための離合集散を繰り返すよりは、よほど前向きであり、国民の信頼も、取り戻すことが出来る可能性は高くなると思うのだが。
「・・・安定感のある野党を作って、新たな政権を生み出したい」
安定感のある野党とは何ぞや。安定感とは何ぞや。
恐らく、これを聞いた国民の思うところは、さまざま、まちまち、だろう。
抽象的で分かりにくい・・・。
政党支持率を指すのか。
政策がブレないことを言っているのか。
執行部ほかの人材の厚みを指しているのか。
離合集散はしないといっているのか。
10年間、なぜ安定した野党が作れなかったのか。
その反省がなければ、これから「安定感のある野党を作る」そのために、何をすべきかも分からない。
国民は、野党が、どんなに立派な政策を打ち出しても、政権を取らなければ、実施されないことを知っている。
「提案型野党」などと、お茶を濁すのは、高い歳費を貰うための、やってるふりということだ。
小沢氏の言う、
「政権を取る気がないのに、国民にいろいろ訴えるのは裏切りであり、背信行為だ」
と言うのは、そういう事だろう。
野党は、政策を訴えるならば、「政権を取って」という言葉が最初になければならない。
政権を取りに行く、今は野党が、最初に国民に示さなければならないのは、
政権交代を実現した暁には、日本がどう変わるのか、どういう明るい未来が実現に近づくのかということではないのか。
それを、まとめたものが、「政権構想」というものだろう。
一党単独の「政権構想」であれ、複数政党による「連立政権構想」であれ、その「政権構想」を国民に示すことで、国民は、政権交代の可能性と、政権交代に向けた、政党の本気度を理解し、そのことによって、政党を信頼し、夢を託し、支持する気持ちになるのではないのだろうか。
立憲民主党の思い描いている「政権構想」とはどんなものか。
それが知りたい。
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