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山際経済再生相“更迭”で始まった岸田内閣の辞任ドミノ…次にクビになるのは「この大臣」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/313404
2022/10/26 日刊ゲンダイ
囲み取材では未練たらたら(岸田首相に辞表を提出し、質問に答える山際大志郎経済再生相)/(C)共同通信社
最後まで挙動不審だった。内閣改造で留任して以来、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係を巡り「後出し」説明を連発。2カ月以上も記憶も記録も「ない」とスットボケ続けた山際経済再生相が24日、ようやく辞任した。このタイミングの辞任劇は本人も「これからの国会審議等々を考えた」と語った通り、国会空転を避けた結果だ。しかし、今回の辞任劇が「アリの一穴」となり、岸田首相が最も恐れる事態に発展しかねない。
◇ ◇ ◇
臨時国会は衆参の予算委員会が一巡。26日には山際氏が内閣委員会に出席し、「大臣所信」を申し述べる予定だった。
「よりによって山際氏は、政府が月内にまとめる『総合経済対策』の担当大臣。矢面に立つほど支持率が下がるのは必至で、委員会審議が始まってから辞めると『もう一度、新大臣から所信を聴取させろ』などと野党の反発を買うだけ。ただでさえタイトな臨時国会の日程を乗り切る上での最終判断は今しかなかった」(自民党関係者)
世論をナメ切った首相の「後手」対応
疑惑3閣僚の一角が倒れ(手前から山際大志郎経済再生相、秋葉賢也復興相、寺田稔総務相)/(C)日刊ゲンダイ
とはいえ、岸田首相には“山際切り”のタイミングは散々あったのに、一貫して更迭を否定してきたのは、それだけ国民感情をナメていた証拠だ。世論を見誤った「後手」対応は山際氏と同類。むしろ山際氏の辞任により、法に触れずとも「国会で説明責任を果たせない閣僚は引責辞任に値する」との前例ができたことで、岸田首相が恐れる「辞任ドミノ」を招きかねない。
野党が真っ先にターゲットに挙げるのは、親族を通じた政治資金還流が取り沙汰される秋葉復興相だ。すでに自身の政治団体から宮城県の地元事務所の賃料を受け取っていた母親が確定申告していなかったことが判明。修正申告の手続きに追い込まれた。
「24日の衆院予算委の審議では新たな脱税疑惑が持ち上がりました。妻の兄が代表を務め、17年から2年間だけ東京・品川にあった政治団体から義父が受け取ったとされる賃料について納税の有無を問われると、解散した団体の『政治活動の自由』をタテに答弁を拒んだのです。直前には聞かれてないのに、地元事務所の固定資産税を払っていると答えていただけに、恣意的な答弁の変化は怪しさを増すばかりです」(ある野党議員)
寺田総務相にも同様の脱税疑惑が浮上しており、野党は手ぐすねだ。いざ辞任ドミノが生じれば当然、岸田首相の任命責任も激しく追及される。
「教団との関係の説明責任を果たしていない点では、細田衆院議長も萩生田政調会長も“同罪”です。岸田首相も辞任ドミノを恐れて山際氏をダラダラと大臣に居座らせたのでしょうが、事実上の更迭によってタガが外れそうです。山際氏のデタラメ説明に焦点を当てがちだったメディアも、次なる“標的”を欲しがるはず。野党も追及を緩めず、山際氏辞任を自民党が教団と関係を断ち切らせる出発点にすべきです」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
果たして次にクビを取られるのは誰か。
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