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誌面抜粋
※2022年9月22日 日刊ゲンダイ2面
【こんな大臣がまだ居座っている衝撃】
— 笑い茸 (@gnXrZU3AtDTzsZo) September 22, 2022
目が泳ぐ山際 子供に見せられない醜態
日刊ゲンダイ pic.twitter.com/aGVrMrZCZE
※文字起こし
国連総会に出席した岸田首相は訪米前、ニューヨーク証券取引所の講演で、自身が掲げる「新しい資本主義」をアピールしたいと意気込んでいたらしい。だが、その看板政策の担当大臣が見るもぶざまなこの体たらくなのだから、世界も呆れているに違いない。岸田が「関係断絶」を誓ったはずの旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とのズブズブな関係が次から次へと明らかになっている自民党の山際経済再生担当相のことだ。
山際は20日の会見で、2018年に開かれた旧統一教会の関連イベントに出席していたことを公表。これまでも、16、18、19年の教団関連イベントに出席したと説明してきたが、今回出席を認めたのは、これまでの説明とは別の会合だった。
「外部から指摘があり、私も確認した。党への報告も速やかに訂正する」
「出席会合を自身で確認できず、説明責任を十分に果たせない事態となった」
目を泳がせながら、会見でこう釈明していた山際。だが、この言葉を信用する国民は皆無だろう。なぜなら、この男の往生際の悪さ、醜悪さは、タチの悪い議員が多い自民党国会議員の中でも際立っているからだ。
「関係を持って何が悪い?」が山際の感覚
「新たに指名する閣僚だけでなく現閣僚、副大臣なども含め、関係をそれぞれ点検し、結果を明らかにし、適正な形に見直すことを指示したい」
内閣改造前、岸田はこう宣言し、旧統一教会との関係を認めた閣僚7人を交代させた。当時、経済再生担当相だった山際は、記者から旧統一教会との関係を繰り返し問われたにもかかわらず、「お答えは差し控えたい」「きちっと点検をさせていただいた上で、適切に対応してまいりたい」などとすっとぼけ。
それが、大臣留任が決まった途端、関連団体への会費の支出と関連イベントへの参加を公表し、「確認ができたのはこの2つです」などとドヤ顔で開き直っていたから何をかいわんや。
自民党所属国会議員と旧統一教会との関係についての自主点検の調査に対しても、「把握できたものは全て書いた」とか言っていたくせに、その後、東京新聞に「選挙支援」を受けていたことが信者の“告発証言”で明らかになるなど、新たな事実が出るわ出るわ。これだけでも政治家失格だが、驚くのはこうした事実が指摘されても、山際が「それが何か?」という傲慢な態度のまま平然としていることだろう。
例えば、16年にネパールで行われた関連団体イベントに出席していたことを報じられた際には、「報道を見る限り、出席したと考えるのが自然だ」などと、まるで他人事のように答えていたからクラクラしてしまう。組閣の会見から、その人間性を疑われた大臣が、次々と嘘が発覚しても居座っているのだから衝撃だ。
旧統一教会問題を取材しているジャーナリストの横田一氏がこう言う。
「山際大臣は霊感商法など旧統一教会について指摘されている問題に対する認識が不十分と指摘せざるを得ません。今後は付き合わないというが、問われているのはこれまでの関係であり、本気で調べる気があれば、調査する手だてはいくらでもあります。しかし、それをしていないのは、今でも関係を持って何が悪いんだぐらいの感覚しかないからではないか」
岸田も山際も利権のために動く政治屋
「(内閣改造で)首相は問題のあった人は閣僚から外したが、すり抜ける形で山際氏が残っている。(この問題を)放置すると、内閣の姿勢そのものが問われる」
立憲民主党の岡田幹事長はこう言い、岸田の任命責任について言及していたが、その通りだろう。
そもそも山際は旧統一教会問題が発覚する前から、政治家としての資質に問題があった男だ。
7月の参院選の遊説では「野党の人から来る話は、われわれ政府は何一つ聞かない」などと発言。「多数決の原則」「少数意見の尊重」という近代民主主義の根幹を全く無視した暴言、妄言に国民はびっくり仰天だった。
「聞く力」を訴える岸田とは真逆の政治姿勢だから、本来であれば即刻、大臣を更迭されても不思議ではなかったのだが、岸田はクビにするどころか留任させたのだからむちゃくちゃ。
ネット上では、<岸田首相は山際大臣に何か弱みを握られているのか><山際大臣をクビにすると閣僚らの更迭ドミノになる。岸田首相には決断できない><結局はお手盛りの自己申告調査。岸田首相のリーダーシップは期待できない>といった声が出ているが、これでは内閣支持率が軒並み急落しているのも当然ではないか。
岸田は支持率急落について「世論調査の結果に一喜一憂しない」とか言っていたが、国民から見て「政治姿勢がおかしい」と映っているから支持率が下がっているのに、山際と同様、「それが何か?」と言わんばかり。反省ゼロで、惨憺たる思いを抱く国民も少なくないだろう。
民主主義を破壊した安倍を国葬のトンチンカン
最初は知らぬ存ぜぬですっとぼけ、バレたら平然と嘘を重ねて押し通す。
結局、山際のふざけた姿勢は安倍政権以降、ずっと続いてきた「モラル崩壊」「負の遺産」の典型と言っていい。そして、そんな民主主義を破壊した“元締”の安倍元首相を、岸田は「民主主義を断固守るため」などと言い、「国葬」にするというトンチンカン。
反社会的勢力とも指摘されている旧統一教会の力を借り、民主主義の原点である「選挙」制度をねじ曲げた安倍。そんな男は法的根拠のない「パチモン国葬」で十分--。岸田がそう考え、皮肉の意味を込めて「民主主義を守るための国葬」と言っているのであれば、それはそれで大したものだが、そういった姿勢はみじんも感じられない。
大手自動車メーカーのCMで流れるセリフじゃないが、とにかく「やっちゃえ、国葬」と勝手に決め、あとは法的根拠がなかろうが、世論が反対しようがお構いなしだから始末が悪い。嘘が平然とまかり通る「アベ・スガ政治」と同じで、岸田が山際をクビにしないのも、しょせんは自分も同じ穴のムジナだからではないのか。
岸田が本気で「民主主義を断固守る」気があるなら、山際をクビにして、安倍の国葬を中止し、あらためて安倍と旧統一教会の関係について調査することだ。安倍の公設第1秘書が略式起訴された、「桜を見る会」前夜祭をめぐる政治資金規正法違反事件では、当時の安倍は「秘書が」と繰り返していたはず。それが旧統一教会の調査になると、「本人が亡くなったので……」では言い訳にもなっていないだろう。
つまり、ハナから旧統一教会の問題について切り込む気などないわけで、一体、子供に見せられない「モラル崩壊」の政治をいつまで続ける気なのか。政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。
「岸田首相も山際大臣も、数の力をバックにやりたい放題してきた安倍、菅政権の姿を見ていて、その傲慢極まりない姿勢がすっかり身についてしまったのでしょう。国民に対する奉仕の心など全くない。もはや、そろって政治家ではなく、利権のために動く政治屋です。こんな状況を続けていいはずがありません」
薄汚い岸田政権の本性に気付き始めた国民はもっと怒りの声を上げていい。
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