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元信者が語る旧統一教会の手口 私はこうして「勧誘される側」から「する側」に回った 安倍元首相銃撃で見えた 統一教会の実態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/311636
2022/09/21 日刊ゲンダイ
記者会見する「全国霊感商法対策弁護士連絡会」のメンバー(C)日刊ゲンダイ
「全国霊感商法対策弁護士連絡会」が16日、都内で集会を開催。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の元信者が教団の勧誘方法について、生々しい体験談を語った。
2010年夏、専業主婦のAさんが自宅の玄関先で掃除中、60代の婦人から「家系に興味ありますか?」と声を掛けられた。明るくて品があり、好印象だった。Aさんはちょうど「先祖について知りたい」と思っていて、つい話に耳を傾けた。
婦人は「家系を学ぶカルチャーセンターから来た」と言うだけで、団体名は明かさなかった。当初、誘いを断っていたが、度々、訪問を受けるうちに「行かないと悪いかな」と思うようになり、Aさんは家系図の先生の講演会に参加した。
講師は「高野山の僧侶の孫」と名乗り、「子孫に影響を与えるから先祖供養が大事」「学びを始める必要がある」「今日は特別に四柱推命を使った鑑定をしてあげる」と家族の生年月日を聞いて鑑定を始めた。Aさんには当時、大学生と小学生の子どもがいた。
「来年1月までに何とかしないと、長男の命に関わることが起こる。先祖供養をするために家系図の勉強をしばらく続けましょう。お母さんが頑張らないといけない」と、使命感と不安をあおられた。団体が「統一教会」と知ったのは、しばらくしてからのことだった。
供養祭、儀式の後、罪の告白をさせられ、「清算するにはある人に委ねなければならない」と伝えられ、初めて「文鮮明」の名前を告げられた。教団関係者から「迫害されているけれど、正しいものは迫害される運命にある。信じられないのか」と迫られ、ビデオを見せられた。Aさんは「信じなければ家族が救われない。ここでやめたら家族に深い穴を掘ることになる」と脅され、入信した。
勧誘マニュアルと厳しい動員ノルマ
Aさんが勧誘する側に回ったのは13年。約60人で構成され、戸別訪問で新たな信者を引き込む壮婦第二伝道隊「モニカ」に所属した。
週3回、朝9時〜夕方5時まで伝道活動を行い、貯金がありそうな人を誘った。「エステル」という精鋭部隊や、近しい人を勧誘するグループもあった。班長から「アプローチ」と書かれた手書きの勧誘マニュアルを手渡され、「統一教会の名称や宗教団体だとは言うな」と厳命された。
マニュアルには〈「良いお顔の相されていますね。とても情が深いですよね。涙もろいんじゃないですか。そのような方は感情線が長いんですよ」と言いながら、自分の手のひらを見せて感情線を指しながら、玄関の中へ入っていく〉と書かれていた。
旧統一教会の名称変更後は必ず「家庭連合の○○です」と名乗るよう命じられ、集会の動員にはノルマが設定された。伝道部長から「とにかく3日間、伝道活動に集中しなさい」とメールが送られ、家系図鑑定会への動員数を報告する日々が続いた。ノルマを達成できない場合、反省文を書かされ、文鮮明の肖像画が掛けてある教会の祈祷室で何十回、何百回と礼拝をさせられた。
Aさんは最後に「今から考えると、詐欺集団の手下のようなことをさせられてた。怒りと情けなさを感じます」と感情をあらわにした。
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