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有識者が指摘した安倍氏国葬への深刻な危機感…「ファシズム運動誕生の一里塚だ」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/311635
2022/09/20 日刊ゲンダイ
不支持の高まりは素直に喜べない(C)日刊ゲンダイ
安倍元首相の国葬は国論を二分している以上に、深刻な社会状況を浮き彫りにしているのかもしれない。19日、東大駒場キャンパスで開かれたシンポジウム「国葬を考える」。登壇した有識者からは、開催の是非にとどまらない鋭い意見が飛び出した。
講演したのは、東大の石川健治教授(憲法学)、慶応大の片山杜秀教授(政治思想史)、東大の國分功一郎教授(哲学)、京都精華大の白井聡准教授(政治学)、同志社大大学院の三牧聖子准教授(国際政治学)、「全国霊感商法対策弁護士連絡会」の山口広弁護士ら6人。会場は東大関係者や報道陣の出席に限定されたが、ネット配信は3000人超が視聴した。
折しも世論調査で「国葬不支持」が軒並み6割を超えたタイミング。強行する岸田政権への風当たりが強まる中、気がかりなのは国葬実施に「ファシズム前夜」の雰囲気を見いだした片山氏の指摘だ。
まず片山氏は、戦後民主主義の中で天皇の権威が後退してきたと指摘。その権威を奪いに行く政治権力として安倍氏の国葬を位置づけ、こう危機感をあらわにした。
「今の時代は『弱い天皇』や『戦後民主主義の完成』に国民が興味を失い、『強い将軍』に興味を向けていると思います。現在至上主義的、つまりファシズム的な愛国運動が誕生し得る段階に日本は至っているのです。昔の政治家なら国葬は畏れ多いと思ったはずが、今の支配層の多くは(安倍元首相の)国葬が当たり前だと考えている。国葬はファシズム運動誕生の一里塚だと思います」
不支持には「超・安倍晋三」を求める声も
では、国葬不支持の高まりが素直に喜べるかというと、そうでもない。「確かに、理性的な国民が反対の声を上げている」と前置きしつつ、片山氏はこう懐疑的な見方を示した。
「あのフジ・産経グループの世論調査でも(国葬不支持が)6割を超えています。国民の多くが権威やヒロイックなものを政治に挟まないと判断を下しただけでは、こんな数字にはならないでしょう。不支持の中には『真の独裁者』『真の将軍』など、安倍晋三に仮託したイメージを裏切らない指導者の出現を待望する愛国者の声が5〜10%程度入っているのではないか。つまり、“超・安倍晋三”を求める国民の声が一部に入っていると考えられます」
安倍元首相以上の独裁者とは……。考えただけでもゾッとする。
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