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防衛省「令和の戦艦大和」計画の仰天!導入コスト1隻2500億円、気になるコスパと実現性
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/310805
2022/09/03 日刊ゲンダイ
「時代遅れ」だった(大和の10分の1模型)/(C)共同通信社
「防衛力を5年以内に抜本的に強化するために極めて重要な取り組み」──。浜田防衛相は1日の閣議後会見で、建造計画を進める「イージス・システム搭載艦」に関し、こう強調した。「令和の戦艦大和」などとヤユする声も上がるが、果たして実現可能なのか。
「イージス・システム搭載艦」は、防衛省が配備計画を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策。陸上からのミサイル防衛に代わり、防衛システムを載せた艦船2隻を海上に展開する構想だ。
防衛省は先月31日、新たなイージス艦2隻を2024年から建造し、1隻を27年度末、残る1隻を28年度末に就役させると発表。来年度予算の概算要求に設計費などの関連予算を、金額を示さない「事項要求」として盛り込んだ。
民間業者の試算によると、導入コストは1隻2400億〜2500億円。イージス・アショアの約4000億円を上回る可能性がある。
「新たなイージス艦は全長210メートル、幅40メートル、船の重さを表す基準排水量が約2万トンです。イージス艦としては最大規模で、『陸上イージスを船に載っけた』感がアリアリです。アメリカ海軍で最大といわれるズムウォルト級ミサイル駆逐艦でも排水量は1.5万トンです。この艦体は数兆円に上る莫大なコストがアダとなり、計画数が削減され3隻しか建造されませんでした。アジア最大といわれる中国の055型駆逐艦でも排水量は1.3万トン程度。つまり、米中が誇る艦体と比べても、相当デカい。建造技術はあっても、どれほどコストがかかるか、巨体に見合ったエンジンを積めるのかなど、疑問は尽きません」(軍事ジャーナリスト・世良光弘氏)
弾道ミサイル防衛に特化するはずが、巡航ミサイルを迎撃する「SM6」や、射程1500キロを目標に改良中の12式地対艦誘導弾も搭載される予定だ。
「いいとこ取り」がアダ
「アレもコレも載せた『いいとこ取り』で、安易な発想との印象は拭えません。夢のような万能性ですが、あくまでも“実現できれば”の話です。建造できたとしても、中国や北朝鮮のミサイル能力の向上に合わせて防衛システムをアップデートできるのでしょうか。完成した時にはすでに時代遅れとなっていた戦艦大和と同じく、歴史のあだ花にならないとも限りません。実現性を含め、地に足のついた議論が必要です」(世良光弘氏)
最後は水上特攻で海底へ沈んだ大和。その“二の舞い”は避けたいものだ。
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