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安倍国葬の売り込み人<本澤二郎の「日本の風景」(4519)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/33628347.html
2022年07月29日 jlj0011のblog
<安倍犯罪元首相をよく承知している国内からの呼びかけはなかった>
宏池会は違う、清和会と違ってまともだ、と信じ込んできた凡人ジャーナリストは、頭を金づちで割られたような心境にある。永田町人間として生きてきた住人としての思い込みを、恥じ入るばかりだ。岸田文雄の無能無力さ嘆いている泉下の宮澤喜一・大平正芳らの様子が見て取れる。同時に「権力に屈するな」という宇都宮徳馬の叫びが、耳元でこだまする。
今回の安倍国葬のことを、立ち止まって考察する必要があろう。「佐藤栄作はノーベル賞をもらっているが、国葬ではない。それなのに、史上最低の元首相に?暗殺されると国葬なのか」「一体だれが官邸に持ち込んだものか」。
安倍殺害で自民党の派閥は、影響を受ける。佐藤栄作は、退陣後の送迎会での筆者の質問に「解散はいつでも打てるわけではない。党内の派閥の動向をよく把握することが、何よりも大事なことだよ」と語ってくれた。派閥力学に左右される永田町は、安倍晋三が清和会を乗っ取ったことで、岸田は清和会の意向に振り回されてきた。その結果、安倍政治そのものとなってしまった。
中曽根内閣の当初、最大派閥の田中角栄が人事の大半を決め、それに中曽根は従った。官房長官に後藤田正晴を押し付けた。中曽根の日常のすべてを監視させた。中曽根改憲論に対して、後藤田の弁は振るっていた。「わしの目の黒い間、断じて憲法をいじらせることはしない」と豪語していた。
徳間グループの大会に田中を招いた時の担当を命じられた時、たまたま田中と秘書の早坂茂三の3人になった時、御大の本心を聞こうとして「中曽根政治(レーガンの前で日本列島不沈空母論)はいかがか」という質問に「うん、よくやってるよ」と中曽根を弁護した。これを記事にすることは出来なかった。
中曽根にとって、田中角栄は最大の政敵だった。同じく岸田のそれは安倍だ。その安倍が消えた。内心安堵しているだろう。生き馬の目を抜く派閥政治なのだから。
従って岸田は、憲法違反の安倍国葬の発案者ではない。第一、法的根拠もない。憲法は内心の自由を侵害する国葬を認めていない。国葬の売り込みは外からだ。海外からの働きかけがあったと見たい。
<海外からだとすると台湾の独立派か韓国の統一教会か>
安倍国葬で狂喜する地域と団体はどこだろうか。二つある。
安倍神格化を今後とも利用したいと考えている、日本人の愛国者にとっては、耐え難い地域と団体であろう。ガタつく清和会を結束させて、これまで通りに日本政治を操縦したいという、日本国民の大敵・悪しき輩でもある。安倍国葬は発展途上国的な発想であろう。英国や米国、ドイツいわゆる革命の地であるフランスからではない。
それは安倍の反共主義を、実践的に伝授した台湾独立派の李登輝の後継者・蔡英文ではないか、と予想できる。以前「台湾ロビー」(データハウス)を執筆した時、1年生議員の安倍晋三に面会した。彼は喜んで、李登輝との交流を話し始めた。ご存知、李登輝は北京の仇敵である。
李登輝時代の自民党右派議員は、選挙が近づくと台北に足を運んだ。「帰りの手土産は1億円」といわれた。森喜朗が詳しい。金丸信も出かけた。子分の小沢一郎も!敗戦後の蒋介石の台湾土産は、バナナだった。台湾派議員の秘書は、台湾からの船が東京湾沖に停泊すると、競って駆け付けていた。
もう一つが韓国の統一教会の本部から発信されたものか。岸信介と笹川良一と文鮮明の反共トリオが、福田赳夫を経由して、安倍晋太郎・晋三につながる太い太い犯罪的利権の巣は、いまでは岸田側近さえも呑み込んでいることが、徐々に発覚してきている。
今回の事件で、統一教会・勝共連合とその関連部隊に取り込まれた自民党議員は数知れず、このことが世論を突き動かしている。安倍サイドの五輪利権捜査も小さく見えるほどだ。
統一教会が動かしてきた自民党内閣という現実に対して、大手新聞は報道を止めてしまった。米誌ニューズウィークの「安倍神格化やめろ」という警告記事に沈黙している。昨日になって中部圏の中日新聞が、ようやく社説に載せたとの報告を受けた。日刊ゲンダイと東京新聞・中日新聞の独壇場である。
市民運動家らは「読売新聞の不買運動」に大きく踏み出している。我が家の狭い書斎には、彼らが郵送してきた読売の古紙が散らばって、始末に困惑しているほどだ。
<蔡英文か韓鶴子の線が極めて濃厚?>
台湾政府は、李登輝の後継者のような蔡英文、もう一人が韓国の韓鶴子ということになろうか。両者は連携しているかもしれないが、定かではない。いえることは、国葬で狂喜している女性を代表している。
安倍と台湾の蔡英文との仲は、岸と蒋介石の仲に匹敵するだろう。安倍の「女性キラー」は安倍夫人に聞けばわかる。安倍国葬という、日本や欧米では想定できない事態の震源地は、台北かソウル近郊の宮殿だと予想したい。
<お粗末な岸田文雄の側近=磯崎仁彦と木原誠二の無能無責任?>
問題なことは、この怪しい国葬計画に飛びついた首相官邸のお粗末な側近の存在ということになろうか。官房副長官の磯崎仁彦と木原誠二の無能無責任に問題があったのではないか。
違うという情報があれば、訂正をしたいが、まずそれはない。岸田は何事も二人の判断に従うと見られている。現に磯崎は統一教会との関係が暴露されたばかりだ。統一教会のルートは、このほか安倍の秘書官だった今井尚弥がいるし、井上義行もいるのではないか。官邸の警察官僚のすべてに統一教会と勝共連合の網が絡まっている。
二人の官房副長官の政治信条は、安倍流の改憲軍拡派だ。日本国憲法の尊重擁護する義務に違反している可能性が強い。宏池会の伝統である護憲リベラルはチリほどもない。
<驚いて「椅子から転げ落ちた」?後見人の元幹事長・古賀誠>
だれか岸田の後見人である古賀誠と話し合って、それを活字にしてもらいたい。筆者はよく夢を見る。全く夢をみない素敵な人間の存在を知ったばかりだが、戦争で父親を亡くした古賀誠のことを夢見ると、安倍国葬に驚いた古賀は椅子から転げ落ちた!
古賀は大平正芳や宮澤喜一、加藤紘一の薫陶を受けてきた護憲リベラルの人である。まともさでは、安倍1・5億円で落選させられたヒロシマの溝手顕正と同じである。
岸田は、側近政治によって狂い咲きしている。まともな人材を起用できなければ、第二の安倍を予想する人物もいる。テロの世紀の始まりとならなければ幸いである。亀井静香ではないが「政治家はいつも死を覚悟せよ」となるだろう。
くりかえす、国葬は憲法違反である。主権者の叫びだ。
2022年7月29日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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