参院選挙前に「麻生」と「菅」が手を結んだというような 印象(会談を行った)の報道がされていました 「麻生案件」なのでしょう >なぜ岩田氏は姿を見せなかったのか。
>複数のNHK報道局関係者に取材すると、 >このような証言が得られた。 >「上層部、具体的にはプロパー職員のトップである >正籬聡(まさがき・さとる)副会長から >報道局長らに >『岩田を出演させるな』という指令があったようだ」 >岩田氏の先輩記者で >自民党安倍派=清和会の担当記者も務めたことがある >政治部デスクのK氏が >「岩田が出演する予定になっている」と >正籬副会長に「ご注進」し、 >その結果、正籬氏から指示が下りたという。 >NHKの報道局幹部が言う。 >「正籬副会長はかつて宏池会(現在の岸田派)の担当だった >「忖度」があったのでは >「前田晃伸会長も正籬副会長も、 >(放送局の監督官庁である) >総務省に今も強い影響力を持つとされる菅義偉前首相に、 >菅氏の退陣後も異常なまでに気を使っている。 >正籬氏は来年1月で任期が切れる前田氏の後継会長の座を狙っているとも言われているから、 >菅氏が岩田記者を嫌っていることに忖度して、出演させなかったのではないか」 >政治部から長く離れていたKデスクは >「同じ東北地方出身ということで >官房長官時代の菅氏に近付いて『菅詣で』を繰り返し、 >菅氏の推挙で異例の政治部復帰を果たしたと言われる >明確な『菅印』の記者」(別の報道局関係者)である >安倍氏の遺体が自宅に戻った7月9日の「ニュース7」では >ぶら下がりインタビューを使ったのは菅氏一人だけだったことも >NHKの「菅シフト」をうかがわせた https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97610
2022.07.19 安倍元首相が撃たれた日「岩田明子記者」がテレビに出なかった本当の理由 週刊現代 講談社 「最も近い記者」の姿が見えない 「安倍元首相が演説中に倒れて出血している模様」との速報スーパーがNHKのテレビ画面に流れたのは、7月8日午前11時40分過ぎのこと だった。NHKではその後、通常番組をほぼ休止して延々とこのニュースを伝え続けた。 基幹ニュースである午後7時からの「ニュース7」は通常の30分から1時間45分に拡大し、事件そのものの詳細、容疑者像、専門家による 警備上の問題点の指摘、政界の反応、安倍氏の政治家としての歩み、世界各国首脳のコメントなど、ありとあらゆる面からこの大事件を 仔細に報じた。その後、午後9時からの「ニュースウオッチ9」も放送時間を通常の倍の2時間に拡大して事件を伝えた。 Photo by gettyimages だが、それらのメインニュースに、日本の全メディアの中で安倍氏に最も近いと言われる記者の姿が全く現れなかったことが、ネット上 で話題になった。言わずと知れたNHK解説委員の岩田明子氏その人だ。 安倍氏の遺体が奈良県立医科大学付属病院から東京・富ヶ谷の自宅に到着したのは翌9日の午後。その後、岸田文雄首相をはじめ、自民 党の茂木敏充幹事長ら現職の政府・自民党の幹部、それに森喜朗元首相や小泉純一郎元首相らが次々と弔問に訪れた。 そうした中、岩田解説委員もその日の夕方6時ごろ、安倍氏の自宅に憔悴しきった表情で入り、遺体と対面した。翌週発売の「週刊文春 」に彼女のインタビューが掲載されたが、岩田氏は事件前日の7日夜も安倍氏と参院選情勢などをめぐって電話で話をしたという。 NHK「上層部」の意向で… 岩田氏が安倍氏と知り合ったのは、安倍氏が森喜朗政権で官房副長官を務めていた時に「安倍番」となった時で、約20年前に遡る。 第一次安倍内閣では、塩崎恭久官房長官の番記者として官邸で取材にあたった岩田氏は、安倍氏が体調不良で最初の政権を投げ出した後 も安倍氏を励まし続けた。 控えめに言っても、岩田氏が日本のジャーナリストの中で安倍氏のことを最も深く知る数人の中に入ることは間違いない。それだけに、 彼女がテレビのニュース番組にも、亡くなった翌日に放送された緊急の「NHKスペシャル」などにも登場しなかったことは、やはり異様 と言っていいだろう。 なぜ岩田氏は姿を見せなかったのか。複数のNHK報道局関係者に取材すると、このような証言が得られた。 「上層部、具体的にはプロパー職員のトップである正籬聡(まさがき・さとる)副会長から報道局長らに『岩田を出演させるな』という 指令があったようだ」 批判も受けていたが 報道局関係者らの話を総合すると、事件当日、「ニュース7」の担当者は岩田氏に即座に出演を依頼し、岩田氏もそれに向けて準備を進 めていた。 ところが、岩田氏の先輩記者で自民党安倍派=清和会の担当記者も務めたことがある政治部デスクのK氏が「岩田が出演する予定になっ ている」と正籬副会長に「ご注進」し、その結果、正籬氏から指示が下りたという。 7年8ヵ月続いた第二次内閣以降の安倍政権下では、一昨年8月の安倍氏の突然の退陣をはじめ、政権に関わる大きな出来事の多くをNHKが 「特ダネ」として報じてきた。それは安倍氏の絶大な信頼を得ている岩田氏が、安倍氏本人、あるいは政務秘書官だった今井尚哉氏から 常に情報を得ることができたためだと言われている。 他のテレビ局や新聞・通信各社の首相官邸・自民党担当記者たちの間では、「岩田さんは特別だから」と、安倍政権の途中から取材競争 自体を諦める空気が広がっていたほどだ。 一方で岩田氏に対しては、同僚や他の報道機関の記者たちの嫉妬も含まれていたのだろう、NHK内外から批判の声も上がっていた。 「安倍氏寄り」すぎた? 岩田氏は自らテレビ出演してニュース解説することを望んでいたとされ、事実、取材記者としての実績を背景に一時は連日のようにニュ ース番組に登場。安倍政権に関わるニュースの大半で独占的に解説を行ってきた。 とりわけ外交分野については、他社にない独自の内容を織り交ぜた解説を行うことも多く、評価を得ていたが、その一方で毎回「安倍総 理大臣としては…」とのフレーズを多用することを揶揄され、「内容が政権寄り過ぎる」「問題点の指摘がなく、政権の広報機関になっ ている」との批判にも晒された。 ただ、安倍氏にまつわるこれほどの大事件にあたって、岩田氏を起用しなかったことはやはり不可解だ。NHKの報道局幹部が言う。 「正籬副会長はかつて宏池会(現在の岸田派)の担当だったこともあり、安倍氏寄りの解説を繰り返してきた岩田氏がもともと気にくわ ないのかもしれない。でも、自分が政治部長や報道局長の時代は岩田氏を使ってきたわけだし、それだけの理由で、安倍氏について最も 知る彼女を締め出したというのも納得がいかない」 その上で「岩田外し」の真の理由についてこう明かした。 「忖度」があったのでは 「前田晃伸会長も正籬副会長も、(放送局の監督官庁である)総務省に今も強い影響力を持つとされる菅義偉前首相に、菅氏の退陣後も 異常なまでに気を使っている。正籬氏は来年1月で任期が切れる前田氏の後継会長の座を狙っているとも言われているから、菅氏が岩田 記者を嫌っていることに忖度して、出演させなかったのではないか」 政治部から長く離れていたKデスクは「同じ東北地方出身ということで官房長官時代の菅氏に近付いて『菅詣で』を繰り返し、菅氏の推 挙で異例の政治部復帰を果たしたと言われる明確な『菅印』の記者」(別の報道局関係者)であることも、菅氏に対する忖度を裏付けて いる。 安倍氏の遺体が自宅に戻った7月9日の「ニュース7」では、岸田首相や森・小泉両元首相らが次々と弔問に訪れる様子を冒頭で伝えたが 、ぶら下がりインタビューを使ったのは菅氏一人だけだったこともNHKの「菅シフト」をうかがわせた。 今回の安倍氏の訃報を受け、各新聞社もテレビ局も、安倍氏と生前交流が深かった記者や編集委員らが安倍氏の人となりについて書いた り語ったりした。NHK会長や副会長が、もはや首相でも官房長官でもない菅氏に過度に忖度し、ニュース番組の人選を歪めたのが事実だ とすれば、公共放送としてあるまじきことだろう。
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