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選挙中の横並び礼賛報道 まっとうな批判を曲解する安倍応援団は偏向してないか? ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/308253
2022/07/14 日刊ゲンダイ
自民党本部の役員室前に設置された記帳台(C)日刊ゲンダイ
安倍元総理が白昼堂々、衆人環視の中で銃撃され、命を落とした。
総理経験者の突然の銃撃死は世界的ニュースだ。その日がそのニュース一色になるのは当然のことだろう。しかし、翌日、翌々日になり、事件の報道から番組の趣旨が安倍氏追悼の方向になり出してから、新聞やテレビの報道に何か違和感を感じるようになった。
亡くなった方の過去を振り返るのは当たり前である。しかも多少肯定的に、いろいろ紆余(うよ)曲折あっても、ある程度目をつぶって良いことだけを伝えるのも「死者をムチ打たない」という日本的な礼儀でもあろう。
しかし安倍氏は政治家であり、未解決な数々の疑惑も何も説明されないままであり、政策の是非も結果が出ていないものもある。それからすればあまりにも礼賛、称賛一辺倒ではなかろうか。いや通常ならそれでもよかったであろうが、事件が起きた2日後に参院選を控えた状況である。追悼特番はじっくりVTRを作って選挙後にしっかり放送すればよかったのではないか。
通常番組も、朝の番組から選挙特番まで、各局とも横並びで追悼番組化していた。安倍氏礼賛は自民党礼賛につながる。「弔い合戦」などという言葉も使われて、結局どの番組も、自民党広報番組の様相を呈していた。選挙前にしてはどうも公平性に欠けるのではないか。BPOはどのように判断するのだろうか。
また事件直後、犯人の動機もわからない頃、アベ応援団の皆さんが口を揃えて、「これはアベガー、安倍批判の論調が彼の背中を押したのだ」と言い出したのには驚いた。政治家を批判したり揶揄(やゆ)したりするのは当たり前の権利、自由だと思っていた。まるで殺人教唆のような言い方。
でもまあ人が何を考えるのも自由。反論すればいいだけだが、フジテレビの上席解説委員である平井氏まで、「僕の胸につかえていたのは」「安倍氏を」「口汚くののしってきた人たちが」「無事を祈ります」と「聞くのが苦しかった」と書いていた。え! 俺の事? と驚いた。いや、普通に無事は祈るでしょう。批判とそれとは別だ。
そして「この日本の空気が、安倍さんを殺してしまったのではないか」と結論づける。いや、それは犯人がやったことです。中立な報道をするべきテレビ局の人がこれはどうなのか。
世の中にはどんな意見も混在して、それぞれに重きがあるからいいのではないか。新聞もテレビ局も、あまりにも偏りすぎていないか。
ラサール石井 タレント
1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。
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