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※2022年6月27日 毎日新聞1面トップ 紙面クリック拡大
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※紙面抜粋
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※毎日新聞、文字起こし
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与党 改選過半数の公算大
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自民 60台うかがう
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立憲苦戦 議席減か
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序盤情勢 本社総合調査
https://twitter.com/coCoco69494006/status/1541179733865422848
参院選焦点の議席数
毎日新聞は25、26両日、第26回参院選(7月10日投開票)の特別世論調査を実施し、取材を加味して序盤情勢を探った。自民、公明両党は非改選を含む過半数確保に必要な56議席を超え、改選過半数(63議席)を確保する勢い。自民は単独で60議席台も視野に入る。一方、立憲民主党は伸び悩み、改選23議席を割り込む可能性がある。
調査では選挙区で5割弱、比例代表で3割強が投票先を決めていないと回答しており投開票日までに情勢が変わる可能性がある。
自民は全国に32ある改選数1の「1人区」のうち24選挙区で優位に戦いを進める。13ある改選数2以上の「複数区」でも接戦の京都を除く12選挙区で1議席以上を確保する勢いだ。比例代表とあわせ、単独で最大67議席が見込まれる。公明は擁立した7選挙区全てで議席を確保するめどが立ち、比例代表とあわせ13議席以上となる見通し。憲法改正に前向きな自民、公明、日本維新の会、国民民主の「改憲4党」では、改憲発議に必要な3分の2の議席(166議席)を超えそうだ。
一方、候補者一本化が限定的だった立憲などの野党は苦戦を強いられている。1人区で野党系が優勢なのは、青森、岩手、山形の3選挙区にとどまり、新潟、山梨、長野、大分、沖縄の5選挙区では自民と接戦を演じている。
立憲は複数区のうち埼玉、千葉、東京、愛知、福岡で1議席獲得が見込まれる。北海道で2議席を狙い、神奈川、京都で上積みを狙うが、大阪、兵庫は厳しい展開だ。比例代表は6〜9議席の獲得が予想される。
改選6議席の維新は、大阪で2議席、兵庫、神奈川で1議席獲得が有力だ。愛知や京都でも議席獲得を目指す。比例代表は6〜9議席の獲得が見込まれる。共産党は東京で1議席、比例代表で3議席以上を獲得しそうだ。国民民主は山形で議席維持の可能性があり、大分や愛知で接戦を繰り広げている。
れいわ新選組は東京で議席獲得が視野に入った。社民党、NHK党、政治団体の参政党は比例代表での議席獲得の可能性がある。
今回の参院選は改選124議席(選挙区74、比例代表50)と神奈川選挙区(改選数4)の非改選の欠員補充1議席の計125議席で争われる。【高橋恵子】
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全国の選挙区や比例代表の情勢は28日朝刊に掲載します。
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比例の投票先を「決めていない」などと答えた人は約4割おり、7月10日の投開票日までに情勢が変わる可能性がある。
— coCoco (@coCoco69494006) June 26, 2022
れいわ新選組は、今回の調査で「支持政党はない」と回答した無党派層のうち、比例の投票先を回答した人の7%が支持した。
れいわは19年参院選で228万票を集め、得票率は4・5%だった。
巻き返すぞー。「1人区で野党系が優勢なのは、青森、岩手、山形の3選挙区にとどまり、新潟、山梨、長野、大分、沖縄の5選挙区では自民と接戦を演じている」
— 憲法かえるのやだネット長野 (@yadanetnagano) June 26, 2022
参院選2022:序盤情勢・毎日新聞総合調査 与党、改選過半数の公算大 自民、60台うかがう 立憲苦戦、議席減かhttps://t.co/SikryFnFoS
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1人区 野党厳しく
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「優勢」3選挙区どまり
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序盤情勢 毎日新聞総合調査
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https://twitter.com/Stamen_2/status/1541438914241495040
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毎日新聞が実施した参院選の特別世論調査では、全国に32ある改選数1の「1人区」で野党が伸び悩み、改選数2以上の「複数区」でも与党が手堅く支持を広げるケースが目立った。各党は序盤情勢を踏まえ支持拡大に向けた動きを加速させる。
「ある程度は覚悟していたとはいえ、厳しい内容だ」。立憲民主党幹部は特別世論調査の結果を受け、顔をしかめた。特に1人区のうち、野党系候補が優勢なのは、青森、岩手、山形の3選挙区のみ。2016、19年では野党間で候補者の調整を進めてそれぞれ11、10勝したが、候補者の一本化が限定的だった今回は、序盤の段階で野党の苦しい状況が目立っている。
3選挙区のうち、青森、岩手の両選挙区は立憲現職に候補者が事実上一本化された。青森は立憲の泉健太代表が22日の「第一声」を行うなど、同党が重視している選挙区で、岩手では影響力のある地元首長らの応援も期待している。
山形は自民党が一時、国民民主が22年度当初予算に賛成したことなどを考慮し候補者擁立見送りを検討した。それに対して地元を中心に擁立論が強まり一転して公認候補を立てた。共産党も公認候補者が出馬したが、国民民主の現職が支持を広げている。
1人区では、新潟、山梨、長野、大分、沖縄の5選挙区で野党系現職が自民新人との接戦を強いられており、野党側は巻き返しに力を注ぐ。
特に知名度の高い立憲現職が立候補している長野などでの接戦は立憲にとっては想定外で、著名議員などの応援を予定して支持拡大に懸命だ。大分では、国民民主の現職と自民新人が激しく競り合い、国民民主関係者は「党存続のために何とか逃げ切らないといけない」と危機感を募らせる。
候補者を立憲や無所属の現職に一本化した新潟、山梨、沖縄でも接戦となり、立憲執行部の一人は「現職を落とさないことが重要だ」と危機感を示した。別の幹部は「これらの選挙区を取れるかどうかで、全体の勝敗イメージも変わる」と分析する。
立憲などとの共闘に否定的な日本維新の会は1人区のうち8選挙区で候補者を擁立した。議席獲得のめどは立っていないが、一定の支持を集める選挙区が多く、政権批判票が分散した可能性がある。
自民は32選挙区中24選挙区で公認候補が優位に立っている。主要野党が候補者を一本化した三重、和歌山などでも支持を広げている。16、19年に野党に競り負けた東北では、宮城で16年に野党候補として議席を得た現職が自民から出馬し支持固めを進め、福島では新人同士の対決を自民が優勢に進めている。
ある野党幹部は、候補者一本化が進まなかったことが序盤の伸び悩みにつながっていると分析し、「野党同士で関係を深められなかったことが響いている」とため息をついた。【樋口淳也】
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野党伸び悩む1人区 混戦目立つ複数区 世論調査で参院選を探る | 毎日新聞 https://t.co/OGNAJvgXpi#政治リテラシー が極めて低い日本国民を相手にして、巨大与党である #売国ジミン と立ち向かう為には、「#野党共闘」は必要最低限なのに、#芳野友子 に忖度した #泉健太 の責任は重大だ! pic.twitter.com/YFF6pWBkNh
— Stamen Gundam@セカンド (@Stamen_2) June 27, 2022
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複数区 混戦模様目立つ
全国13ある改選数2以上の「複数区」は、でも、茨木、埼玉、千葉、東京、静岡、大阪、兵庫、広島、静岡の9選挙区で早くも議席が固まりつつある。自民党は接戦の京都を除く12選挙区で1議席以上を確保する見通しだ。北海道、神奈川、愛知、京都では構図が混沌としており、「最後の1議席」をかけた争いも激しくなっている。
「大激戦区、注目選挙区の埼玉でぜひ勝ち抜いてもらいたい」。岸田首相(自民党総裁)は25日、さいたま市浦和区での公明現職の応援演説で、こう声を張り上げた。もっとも。改選数4の埼玉で、公明現職は優位な戦いを展開中だ。自民党現職は公明以上にリードしており、与党内には楽観ムードが漂う。
自民党は2人を擁立した4選挙区のうち千葉、東京、神奈川で2議席を固め、北海道も1議席は確実な情勢だ。公明党も候補者を擁立した7選挙区すべてで議席確保を視野に入れる。与党県庁の序盤情勢に、自民党関係者は「岸田政権への支持は、決して『熱い支持』ではない。緩みは厳禁だ」と組織の引き締めに躍起になっている。
改選数4に非改選の欠員補充1を合わせた計5議席が争われる神奈川では、自民2人と維新、小梅の計4候補が先行し、立憲と共産の新人同士が激しい「5番手」争いを展開中だ。立憲の2人は巻き返しを目指しているが、共倒れの可能性も指摘され、党内からも「候補を一本化し着実に1議席を狙うべきだった」との声も上がる。
改選数4の愛知は、自民、立憲、公明の3候補が堅調な戦いを見せ、4位の座を国民民主現職と維新新人が競っている。国民民主は公示前後から支援団体の労組の動きが活発化。威信は地元首長らとの連携で浸透を図る。
改選数3の北海道では自民党候補が1議席を固めた後の残り2議席を立憲自民、立憲の3候補が争う展開。改選数2の京都は自民、立憲、維新各候補の三つどもえの戦いが激化している。
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比例 少数政党・諸派健闘か
特別世論調査では、比例代表でれいわ新選組が前回2019年参院選と同じ2議席に届く勢いを示した。諸派の参政党も議席獲得の可能性が出ている。野党第1党の立憲民主党が伸び悩む中、政権に対する批判票が少数政党や諸派に流れる傾向が見えている。ただ、比例の投票先を「決めていない」などと答えた人は約4割おり、投開票日までに情勢が変わる可能性がある。
れいわは、今回の調査で「支持政党はない」と回答した無党派層のうち、比例の投票先を回答した人の7%が支持した。れいわは19年参院選で228万票を集め、得票率は4・5%だった。参政党も無党派層の5%が比例投票先に選んだ。比例には5人が立候補しているが、45選挙区すべてに候補者を擁立し、票の掘り起こしを図っている。
前回1議席を獲得した社民党とNHK党は今後、支持が広がれば1議席を得る可能性がある。【古川宗】
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内閣支持率41%
特別世論調査では、内閣支持率などについても聞いた。回答者全体で岸田文雄内閣を「支持する」と答えたのは41%、「支持しない」は34%だった。
参院選の投票に行くかとの問いに対して「必ず行く」「たぶん行く」と答えた人の合計は86%で「行かない」の6%を大きく上回った。参院選の選挙区で誰に投票するかとの問いでは、自民党が21%▽立憲民主党8%▽無所属4%▽日本維新の会3%▽公明党2%▽共産党2%▽国民民主党2%――などと続いた。一方、「ふだん、どの政党を支持しているか」との問いには、自民が32%▽立憲8%▽維新7%▽公明4%▽共産3%▽国民民主2%▽れいわ1%――などの結果になった。「支持政党はない」と答えた無党派層は34%だった。【高本耕太】
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調査の方法
社会調査研究センターがNTTドコモの協力を得て開発した新たなインターネット調査方式「dサーベイ」を使用し、毎日新聞とTBSテレビ/JNNが合同で実施した。NTTドコモのdポイントクラブ会員を対象とするアンケートサービス「プレミアパネル」(18歳以上の会員数約5800万人)から対象者を無作為に抽出。目標とする回答者数を改選数1の1人区(32選挙区)各1000人▽2人区(茨城、静岡、京都、広島)各1200人▽3人区(北海道、千葉、兵庫、福岡)各1800人▽4人区(埼玉、愛知、大阪)各2400人▽改選数4+欠員1の神奈川選挙区3000人▽6人区(東京)3600人――の計5万7800人に設定。調査への協力を依頼するメールを25日午前から配信し、26日午前までに6万7472人から有効回答を得た。
dサーベイのデータを検証・補完する目的で電話調査も並行して実施した。無作為に数字を組み合わせた固定電話番号に電話をかけるRDS法で対象者を抽出。目標回答者数を全国1万人に設定し、自動音声応答(オートコール)の質問に答えてもらう方式で1万298人から有効回答を得た。電話調査の結果は主に全国比例代表のデータ分析に活用した。
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