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自民党が決定「ガバナンスコード」の笑止千万 “お前が言うな”の鼻白む文言ズラリ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/306266
2022/06/05 日刊ゲンダイ
岸田首相(C)日刊ゲンダイ
今さら何を言っているのか、と鼻白む有権者も少なくないだろう。
自民党が5月31日に決定した党運営の指針となる「ガバナンスコード」のことだ。同党のホームページにはこうある。
<ガバナンスコードとは組織としてあるべき姿を示すものです。「こうしたほうがいいですよ」「こうあるべきですよ」という行動規範や組織規範を示すことよって組織内での信頼と結束を高め、自発的な行動を促し、組織の信頼を確保するものです。わが党は同コードを社会に明確に示しこれを遵守することにより、社会に対する透明性、説明責任を担保し、国民の信頼をさらに高めていきます>
社会に対する透明性? 説明責任を担保? 鶏卵業者から現金500万円を受け取ったとして、5月に東京地裁で有罪判決を受けた元農相で元衆院議員の吉川貴盛被告は事件発覚後、知らぬ存ぜぬを繰り返し、新たな証拠を突き付けられると、体調不良を理由に雲隠れした。2019年の参院選広島選挙区の買収事件で、公選法違反罪で懲役3年の実刑が確定した河井克行元法相、地元有権者に現金を配り、同法違反罪で罰金40万円の略式命令が確定した菅原一秀元経済産業相も、そろって逃げまくり、とてもじゃないが「社会に対する透明性、説明責任を果たした」とは言い難いだろう。
笑ってしまうのが、ガバナンスコード<基本原則2>だ。
<本党は、特定の階層、団体のみの利益を代表する政党ではなく、すべての国民の利益と幸福のために奉仕する国民政党である>
ならばなぜ、安倍政権下で「モリカケ・桜事件」は起きたのか。なぜ、安倍元首相に近しい知人、友人ばかりの「利益と幸福が追及」されるような状況になったのか。今すぐ説明してほしいものだ。
安倍元首相(C)日刊ゲンダイ
そして、極め付きは<基本原則5ー3>だろう。
<党所属の国会議員の政治資金の取扱い等に関するコンプライアンス上の疑義があった場合には、疑念を持たれた議員は、政治資金規正法及び政党助成法等の趣旨に則り、国民に対して丁寧な説明を行う。また、本当は、党則、規律規約及び倫理憲章に基づき厳正にこれに対処する>
はあ? 何言ってんの草……今ならSNSでこう投稿されるに違いない。政治資金の取り扱いについて疑念を持たれている自民党の国会議員は今、どれだけいるのか。過去に報じられた議員を含めればキリがないだろう。にもかかわらず、いまだに誰も「丁寧に説明」していないではないか。
自民党が本気で「ガバナンスコード」を作る気なら、新たな事実が浮上した桜を見る会前夜祭の疑惑から逃げ回っている安倍晋三元首相に対し、「国民に丁寧に説明しなさい」と言うべきではないのか。首相退任時、「これからは球拾い」とか言っていたくせに、今や「球拾い」どころか、自分がまるで「監督」や「うるさい保護者」のようにふるまっている安倍元首相。この状況だけをみても、今の自民党にガバナンスはないと言っていいだろう。
自民党のガバナンススコードなんて、所詮はヤクザの反省文だ。
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