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今のマスコミは自分の足を食うタコやトンカツを食う豚のようなものだ ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/305736
2022/05/26 日刊ゲンダイ
政治への無関心層が増えていく(C)日刊ゲンダイ
前回上島竜ちゃんの話を書いたら、ある人から「いつもこのコラムで怒ってばかりいないで、こういう人物評なんかをもっと書いてよ」と言われた。
確かにこのコラムのタイトル「東憤西笑」の通り、怒る話題なら怒り顔、和む話題なら笑い顔の私の写真が掲載されるのだが、今のところ圧倒的に怒り顔が多い。できればもっと平和なネタをと思うが、直近のニュースを見ればあれもこれも言いたいことだらけで、ついつい怒りの方に針が振れてしまう。これからはできるだけ均等にと心掛けはするが、すみません、今日も怒り顔です。
最近はネットの台頭でテレビの凋落が激しいが、それでもやはりテレビしか見ない人も多いのではないか。情報はテレビから、テレビに出ている人が今一番旬な人であり、ワイドショーで取り上げることが今一番重要な出来事である、という感覚があるのではないか。
この2カ月、地上波で国会中継ナシの異常
何が言いたいかというと、ここ2カ月、地上波で国会中継が行われていないのだ。もうすぐ参議院の選挙である。その直前に全く国会の様子がわからないというのは異常ではないか。いや、もちろんネット上で見られるのは知ってますよ。それでも、テレビつけてチャンネルをザッピングする手軽さから比べたらハードルが高い。
ほんの数年前には普通に国会中継があり、ワイドショーでは毎日、こんな場面がありました、と一部を紹介していた。数年でなんという様変わりだ。ただでさえ政治に関心がない人が多いのに、このままでは参院選があることすら皆知らないのではないか。
この状況は偶然ではない。10年ほどかけて用意周到に計画されていた。
まず時の首相が各メディアの社長と食事会をする。そのうち批判的な報道や批判的なタレントを使うと官邸から注意の電話がかかってくるようになる。一方で「野党は批判ばかり」という論調が次第に大きくなっていく。国会なんか見ても同じだという風潮が出来上がるという寸法だ。
おそらく今回の参院選も、選挙前の報道や党首討論、候補者の紹介はほとんどなく、投開票が終わったあとに事後報告の分析のような特番が長々と行われ、投票率も低く過去ワースト何位とか発表されて終わりだろう。
これでいいのか。志ある報道マンあるいはウーマンはいないのか。結局それは自分の首を絞めていることがわからないのか。タコが自分の足を、豚がトンカツを食っている姿が今のマスコミの姿だ。
1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。
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ラサール石井 タレント
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