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春爛漫と北の戦争<本澤二郎の「日本の風景」(4400)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/32464142.html
2022年03月30日 jlj0011のblog
<小さな庭にも花、花が咲いて自然は幸せいっぱい!>
近くに二人の息子を亡くした老婦人がいる。自宅脇のひと区画を草花で飾って、通りすがりの人たちの目の保養の助けにもなって、散歩する人たちと交流を深めている。うちも同じような不運に泣かされている。したがって、数年前から彼女が「これを持って行って植えなさい」という言葉に甘えてしまい、小さな庭にも千草が賑わいだして、目下、寒さで遅れた春を取り戻したところだ。
亡き妻がプランターで楽しんでいた淡い紫の花を咲かせる千草も、今では次男正文の記念に植えた岩つつじの周囲を取り囲むようにして、沢山咲いている。無神論者も、故人を花で癒している?しかし、他方で、北国の硝煙が気になる。コロナ禍の日本経済に破局的な影響を与えて、自然の幸せをぶち壊している。日本の将来にも、無茶なアベノミクスによる円安政策が大きく外れてしまった。黒田・日銀も崩壊過程に突っ込んで危うい。
<梅も椿も散って水仙、すみれなど庭の千草やボケ、桃、桜など満開>
庭先のフキノトウは、花が咲いて食卓から消えてしまった。梅の花も、間もなく満開だった赤色の花を咲かせてくれた椿も散る。代わっていろいろな花を咲かせる水仙が、今春、初めて小庭に彩を添えている。冬場でも咲いてくれたすみれは、今も咲いている。
伐採してさえない桜に対抗するかのように、ボケや花桃の蕾が勢いよく膨らんで頼もしいし、美しい。心配するフクシマも、表の表情は房総半島と変わらないだろうが、臭いもしない、見ることもできない放射能が、大地に付着して痛々しい気分にさせられる。それはウクライナのチェルノブイリも同様であろう。
気が付くと、両隣の君津市と袖ヶ浦市の産廃場や不法投棄の埋立地などにも、フクシマの放射能が持ち込まれていることが、ほぼ明らかになってきた。地元の住民の成果に感謝するばかりだが、肝心の市や県の役所の役人が、必死で蓋をかけている。この国の民度の低さには、いつもながら驚愕するばかりだ。
<戦後の平和体制封じ込めて戦争体制強行の危機迫る日本列島>
フクシマもチェルノブイリも、確実に身近に押し寄せている。日本列島も危機がいっぱいだ。政府と東電は猛毒トリチウム汚染水を、太平洋に垂れ流す準備が本格化している。魚も食べられない時代を想定するほかない。
戦後最大の恐ろしい時代の到来を予感させる2022年である。7月参院選で野党が衰退することは、分かりきっている。となると、民衆の平和悲願の声は掃き消されていくだろう。いまロシアやウクライナから何を学ぶべきか。
平和憲法が風前の灯に晒される確立が高まってきた。改憲の嵐が吹きすさぶのだろう。今年の防衛大学校の卒業生の中から、任官を拒否する動きが表面化して当然であろう。カンボジアPKO活動においても、自衛隊員や家族から「行かせないで」という猛烈な運動に心動かされたことを思い出す。
ウクライナ・ロシアの仲間内の戦争の真犯人は誰か、利口ものでなくても誰も分かっている。それが東アジアでも。死の商人は、改憲を不可欠としている。危機迫る日本を、春爛漫の中で、何人の日本人が認識できるのであろうか。
月刊誌「月刊タイムス」の裏面の広告がなんと「日本会議肯定論」という、世論操作本の1ページ広告で埋まっていた。
<悲劇を通り越したウクライナとロシア市民に襲い掛かる悪魔>
世界をナショナリズムが徘徊している!このことに気付いている日本人がいるに違いない。戦場で泣いている人たちは、決まって女性や子供たちである。「祖国防衛」というスローガンに屈して、二つとない命をミサイル攻撃に体当たりする、ドン・キホーテのような18歳から60歳の男たちも、悲劇を通り越して哀れである。
ナショナリストは、人類にとって悪魔である。日本にもいっぱい出てきている。本人が気づいていないだけだ。戦争に善悪の物差しなどあろうはずがない。
ナショナリストに人道主義者はいない。ウクライナの廃墟と化した都市の残骸は、Youtubeでも確認できる。しかし、プーチンもゼレンスキーの心は痛まない?違うだろうか。
<ウクライナ政府支援の日本政府の大義ありやなしや>
岸田文雄も宏池会の伝統を放り投げて、安倍ストロング・ナショナリスト(国粋主義者)の軍門に降って恥じない。言論界から憲法ジャーナリストが姿を消してしまって久しいが、この期に及んでも目を覚まさない。戦争の片方にテコ入れすることの非を、忘却する政治屋と言論界の不条理にどうしていいのかわからない。
庭の千草の幸せそうな姿も、大義のない片方の支援に呑み込まれ、戦争を止めようとしない日本政府と現実の地球の争いごとに、本当は嘆き悲しんでいるのであろう。
2022年3月30日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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