http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/479.html
Tweet |
凪のような政局のまま参院選を迎えたら野党はどうなるか 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/301128
2022/02/10 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
(左から)岸田首相、日本維新の会の松井代表、立憲民主の泉代表(C)日刊ゲンダイ
どの世論調査を見ても、政党支持率での立憲民主党の凋落、日本維新の会の後塵を拝する野党第2党の座への定着がはっきりしてきて、このままでは夏の参院選では議席の面でも維新に猛追されることになるのは間違いない。
読売・日本テレビの2月7日付調査では、岸田内閣の支持率は約3週間前の前回と比べて8ポイント減って58%まで下がったけれども、だからといって野党に支持が傾くわけではなく、政党支持率は自民40%(前回41%)に対して維新7(同6)、立憲5(5)、共産2(2)、国民1(2)、れいわ1(0)とほとんど動きがない。ベターッとした凪のような政局である。
このまま何も目覚ましいことが起こらずに参院選を迎えるとどうなるか。ベテラン選挙プランナーの三浦博史が1月27日付の毎日新聞夕刊で予測を出していた。改選124議席のうち自民は現在54を占めるが結果は4議席増の58議席、公明は改選14をそのまま維持するので、与党は非改選と合わせて140議席に達する。それに対して野党で伸びるのは維新で、改選数6を倍以上の14にまで飛躍させる。ところが立憲と共産と国民はいずれも1減で、野党全部を合わせても5増の48議席となり、非改選と合わせても94議席が精いっぱいというところ。まあ妥当な見通しだろう。
その最大の要因は、立憲が先の総選挙での野党選挙協力の積極面の評価をきちんと打ち出すことができず、連合労組の顔色ばかりうかがって「共産と組んだから保守票が逃げた」などと幼稚園レベルの総括しかできずに、オロオロしたぶざまな姿をさらしていることによる。
野党第1党は常に斬り口鮮やかに遠慮ない言葉を発し、傷つくことを恐れずに突っ込んでいく野蛮さを持たなければ有権者に見向きもされないだろう。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
関連記事
<一気に8ポイント急落!>感染拡大で社会機能維持に「不安」85%、内閣支持は下落し58%…読売世論調査
http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/458.html
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK285掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK285掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。