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岸田首相vs小池知事 都の病床使用率50%突破でも「緊急事態宣言」めぐり不毛な睨み合い
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/300798
2022/02/02 日刊ゲンダイ
「政権がひっくり返っちゃう」?(岸田首相)、「どぞ」(小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ
「聞く耳」首相と「女帝」のせめぎ合いだ。東京都の病床使用率は1日、ついに50%を突破。要請を検討する基準を超え、いよいよ、緊急事態宣言発令の可能性が高まってきたが、肝心の岸田首相と小池都知事が「言い出しっぺになりたくない」とばかりに睨み合い。不毛な“ババ抜き”状態が続いているのだ。
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◇ ◇ ◇
病床使用率の基準を超えても、小池知事に宣言発令を要請する気配はない。慎重姿勢を崩さないのは、都民からの批判を恐れているからだ。
「宣言発令となれば『まん延防止等重点措置』を適用している現状よりも強い行動制限を都民に強いることになる。『またか』と批判を浴びかねないので、小池知事は自分から『発令を要請します』と言いたくない。政府主導にさせたいと考えているといいます。そもそも、ここまで早く基準に達してしまうとは思わなかったようです」(都庁OB)
確かに、先月13日に基準を示して以降、小池知事の態度は徐々に後退。先月21日には「専門家の意見も踏まえながら、病床使用率50%の段階で宣言要請を検討する」と、専門家に判断の根拠を委ねる言い回しとなり、27日は「社会活動への影響などを確認しながら総合的に検討」と、判断基準自体をぼやかしていた。
28日には「宣言発令の基準を基本的対処方針に明記せよ」という趣旨の要望書を政府に提出。前出の都庁OBが「政府に判断基準を丸投げしている」と言うように、明らかに態度が変わっている。
一方、岸田首相も宣言発令には及び腰だ。
「世論が『宣言するな』と『宣言すべき』で二分されていますから、総理も簡単に踏み切れない。NHKの番組で宣言発令について問われた高市政調会長に『ちゅうちょなく(首相は)判断されると思う』と発言されると『余計なことを』と、かなり頭にきていたそうです」(官邸事情通)
「言い出しっぺ」はいや
早くも都の病床使用率は50%突破、もはや人流を抑えるしか…(C)日刊ゲンダイ
実際、岸田首相はちゅうちょしているようだ。TBSの報道によると、周辺に「ピークアウトが見えているのに行動制限を強めれば政権がひっくり返る」と語ったという。1日の衆院予算委員会では「全国の重症者病床使用率の中における高齢者の割合を、政府は調べていない」(立憲の柚木道義議員)と、ヤル気のなさも指摘された。
「都と官邸はお互いに『そっちが先に言え』とせめぎ合っている状態。ただ、パフォーマンスが得意な小池知事が一気に態度を変える可能性もある。感染のピークと見るや、いきなり宣言発令を要請。感染が縮小したら『自分の手柄』とアピールする展開です。岸田官邸は小池知事の“策略”を警戒しています」(前出の官邸事情通)
しかし、この感染状況で不毛なババ抜きを続けている場合か。いち早く国民に行動制限を願い出るのがトップの役割だろう。
「宣言を発令すれば、強い行動制限を求められ、飲食店などから悲鳴が上がることになるので、慎重になるのは理解できます。しかし、今の感染拡大を止めるには、もはや人流を抑えるしかないでしょう。行動制限を求める強いメッセージを、首相と都知事が早期に出さなければいけないのに、睨み合いなどしていては後手に回ってしまう。危機感が薄すぎます」(政治評論家・本澤二郎氏)
不毛な対立はやめるべきだ。
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