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アベノマスク“完売御礼”大ハシャギのマヤカシ 配布希望2.8億枚に対し応募件数は37万件
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/300735
2022/02/01 日刊ゲンダイ
一昨年2020年8月以降は安倍晋三氏も不織布マスクにシフト(C)日刊ゲンダイ
配布開始からおよそ2年。8000万枚超も在庫が積み上がったアベノマスクの無償配布に応募が殺到したとかで、“諸悪の根源”が大ハシャギだ。安倍元首相は「2億8000万枚の希望があった」「もっと早くやっておけばよかった」とドヤ顔だったが、全戸配布時と同じ「1人2枚」で1.4億件の応募があったわけではない。
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実際の応募件数は約37万件。希望枚数とは3桁違う。最小単位を「100枚」としたことで積み上がった数字で、都合のいいデータを切り取るイカサマは相変わらずである。
厚労省が配布希望を募ったのは、昨年12月24日から年明け1月28日まで。岸田首相が「今年度内廃棄」を決めたのを受けた措置。岸田首相に「愚策」の烙印を押され、キングメーカー気取りの安倍元首相はイライラを募らせていた。一変したのは1月27日の安倍派の会合だ。
ゴキゲンで現れた安倍元首相は「皆さまにご心配をおかけしておりました、安倍政権当時に国民の皆さまに配布をいたしました布マスクでございます。通称別の名前がございますが、あえて私が言うとそこだけ切り取られますので言いませんが」と冗舌。ご満悦で2億8000万枚希望を報告すると、笑いと共に拍手が沸き起こった。取り巻き連中にもマサカの展開だったようだ。
発送費は推計3億円
冗舌ご満悦で報告に笑いと拍手?(C)日刊ゲンダイ
厚労省のホームページにはこう記してある。
〈合計で約37万件の申出がありました。配布希望の枚数については、現時点でサンプル調査に基づいて推計すると、約2.8億枚以上となり、国の在庫約8,000万枚を上回る見込みであることから、売払いは実施しないこととします〉
今後は1カ月程度で配布枚数などを精査し、その結果や配布方法を公表。3月上旬をメドに配送を順次開始する見込みだ。
松野官房長官も31日の会見で「現時点で配布の仕方や配送費用などを示すのは困難」と語ったが、配送料だってバカにならない。例えば日本郵便の「ゆうパック」の場合、最小サイズを利用したとしても、総額は約3億円に上る。
ドヤ顔で消せない総額490億円のムダ
会計検査院の報告によると、アベノマスクは調達契約に442億6338万円。汚れ付着や毛髪混入などの発覚による検品業務委託に7億75万円、在庫の配送・保管費用(昨年3月まで)に6億96万円を計上。さらに在庫の「不良品率15%」を判明させた検品費用20億9000万円、処分費用6000万円、今年3月までの保管費用9億円ほどを追加。これに配送料が乗っかれば、約490億円になる。
世紀の愚策につぎ込まれた血税を思えば、ドヤ顔などできっこない。
“アベノマスク”人気? 在庫配布に約2億8000万枚の希望が殺到
2022/01/31 TBS NEWS
「アベノマスク」とも呼ばれる新型コロナ対策の布製マスクの在庫配布について、およそ2億8000万枚の応募が寄せられました。
松野博一官房長官
「配布希望の枚数については2億8000万枚であります」
松野官房長官は、政府が抱える布マスクの在庫およそ8000万枚について、去年12月から配布希望を募っていたところ、3倍以上の2億8000万枚ほどの応募があったと明らかにしました。
布マスクをめぐっては、およそ1億4000万枚のうち8200万枚が余り、保管におよそ6億円がかかっていることや、在庫のおよそ15%が不良品であることなどが判明し、問題化していました。
岸田総理は、希望者に配布したうえで、年度内をめどに廃棄するよう指示していましたが、思わぬ人気ぶりにこの人は・・・
安倍晋三元首相(先週木曜)
「もっと早くやっておいていただければ良かったのかなと」
今後、配布先や発送方法を検討したうえで、3月上旬をめどに配布が開始される予定です。(2022年01月31日15:40)
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