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コロナワクチン「3回目接種の副反応がいちばん大変」となりうる背景
https://www.news-postseven.com/archives/20220105_1718207.html?DETAIL
2022.01.05 19:00 女性セブン NEWSポストセブン
高齢者施設利用者への接種が始まった(写真=AA/時事)
急ピッチで進められる新型コロナウイルスのワクチン3回目接種。しかし、1、2回目よりも重い副反応が出る人が続出しているという。果たして、どんな症状が出るのか──その実体験を緊急レポートする。
オミクロン株の市中感染の広がりが懸念されるなか、ますます注目度が高まっているのが新型コロナワクチンの3回目接種だ。政府は一般高齢者への接種を前倒しして、1月からのスタートを認めた。全国各地で大規模接種会場も設営されて、接種に向けた準備が進む。
春先には一般の人も3回目を打つことになりそうだ。1、2回目で大変な副反応が出た人からは「またあれをやるのか」と心配する声も多い。
“ワクチン先進国”イスラエルの昨年8月当時の報告では、副反応は2回目と比べて「同等」または「軽い」とされていたが、実際に3回目を打った日本人を見ると、相当大変そうな人もいる。
《微熱に頭痛、あらゆる関節の痛みに喘ぎながら、丸2日間死んだように眠り続け、ようやく目が覚めると雪に覆われたザルツブルクは快晴でした。》
12月22日、自身のインスタグラムにそう書き込んだのは、オーストリア・ザルツブルク在住の女優・中谷美紀(45才)だ。日本に先がけて一般人の3回目接種が進む欧州でワクチンを打った後、丸2日間寝込むことになったという。
フランス・パリ在住のフリーアナウンサー・雨宮塔子(51才)も3回目接種後、《想像以上の副反応にベッドの中で唸っていたのですが、4日後ようやく回復(遅っ)!》したと、12月18日、インスタグラムで明かした。
国内では3回目を打った医療従事者の悲鳴が聞こえる。
「2回目まではほとんど副反応がなかったのに、3回目は本当にひどかった」
そう振り返るのは、男性内科医のAさん(49才)だ。
Aさんは接種当日に吐き気と倦怠感が生じ、夜に37.8℃の熱が出た。翌日は39℃まで熱が上がった。
「頭痛と脇の痛みが治まらず、ずっとベッドで寝ていました。初日には見られなかったリンパの腫れが出てきて、腫れを触るとプクッと膨れていて恐怖を感じました。3日目にようやく熱は下がったものの倦怠感とリンパの腫れが引かず、仕事に復帰できたのは4日後でした。その間に体重が2.5kgも減りました」
そう打ち明けるAさんの同僚の医師約20人のうち、15人は過去2回よりも副反応がひどかったという。
女性看護師B子さん(44才)は「激痛」に見舞われた。
副反応で寝込んだ中谷美紀
「接種直後から、打った方の左腕に痛みを感じ、時間が経つとともにその痛みがひどくなり、痛む範囲もどんどん広がりました。
当日の夜は痛みで眠れず、翌朝は体を起こせなかった。1、2回目の倍以上の痛みが続いて鎮痛剤を打ちながら仕事をしましたが、薬効が切れるとともに激痛に襲われて、肩から脇腹まで金づちで叩かれているようでした。接種から2週間経っても、まだ腕が肩から上に上がりません」(B子さん)
女性介護士のC美さん(26才)は痛みに加えて「腫れ」の症状に悩まされた。
3回目接種後、彼女の腕は倍の太さになるほど腫れ上がった。洋服が着られず、熱湯をかけられたような熱さとひりひりした痛みが続いた。体は常に重苦しく、少し動いただけで息切れして立っていられなかったという。
生命の危険を感じた人もいる。男性介護士のDさん(46才)は接種12時間後に体温が39℃まで上昇した。
「息苦しくてまともに呼吸ができず、入院して酸素吸入しました。普段は130前後の血圧が200に達し、普段は100程度の血糖値が500まで上がりました。手足のしびれや目のかすみ、味覚障害などの症状も出て、10日間入院しました」(Dさん)
国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんも3回目接種を終えた1人。
「私は局所の痛みはあったものの全身の副反応は2回目接種よりも軽かったです。ただし、周囲を見渡すと2回目接種と同程度の副反応が生じている人が多いように感じます。
順天堂大学などの研究チームが約1000人を調査したところ、3回目接種後に4割の人に37.5℃以上の発熱があり、2割が38℃以上でした。主な副反応の頻度は、注射部位の痛みが92%、倦怠感が71%、頭痛が56%でした」(一石さん)
その調査によると首や脇の下、股の付け根にあるリンパ節が腫れる「リンパ節症」が出る頻度は、2回目接種よりも3回目接種の方が高かった。
日本人は副反応が強い傾向
なぜ3回目の方が大変なのか──医療経済ジャーナリスト・室井一辰さんの説明。
「2回目のワクチン接種から時間が経過しても、リンパ球に免疫が残っているとの研究があります。免疫が残っている状態で3回目を接種するので、免疫反応が強く生じて、扁桃腺や脇の下などリンパ節に違和感を持つ可能性があります」
血液内科医の中村幸嗣さんは、「日本人は副反応が強い傾向がある」と指摘する。
「基本的に免疫には個人差があり、体がどのように反応するかはワクチンを打ってみないとわかりません。
ただし日本人は傾向として副反応が強く出ています。“副反応なんて、たいしたことない”とする医師もいますが、医師は軽症と考えても、一般の人にとっては重症と受け止める症状も多い。コロナワクチンの副反応として、インフルエンザに感染したような症状が出る人もいます。
強い副反応は当人にとって非常につらいもので、それに見合うだけのメリットがワクチンにあるかがきちんと議論され、本人もそれを理解した上で打つか打たないかを判断する必要があります」(中村さん)
3回目は1、2回目と違うワクチンを打つ「交差接種」が増えそうな点も気になるところだ。
「理論的には、違う免疫反応を引き出すため、交差接種の方が副反応は軽くなると考えられます。そのため、同じワクチンを3回連続で接種した方が副反応は重くなるはずです」(室井さん)
ただし、交差接種でも副反応が重くなる可能性は充分ある。前出の男性内科医Aさんは交差接種に注意を促す。
「2回目までファイザーで3回目にモデルナを打ったある医療従事者は、体中に発疹ができて完全にノックダウン状態だったそうです。交差接種でひどい副反応が出たケースが複数あり、注意が必要です」(Aさん)
実際、中谷美紀は2回目まではファイザー製だったが、3回目はモデルナ製を接種し、2日間、寝込んでいる。
すでに4回目接種を開始したイスラエルからは、新たな不安が聞こえてくる。イスラエル政府医療諮問機関のメンバーで、サムソン・アスタ・アシュドッド大学病院感染症科長のタル・ブロッシュ・ニシモフ医師は本誌・女性セブンの取材にこう語る。
「あまりに多くの予防接種を受けすぎると、結果的に免疫システムが疲労し、ウイルスに対応する能力が低下する可能性があるとの指摘が出てきています。昨年8月に3回目の接種を受けた60才以上の高齢者の一部に免疫力低下がみられたことから、60才以上では、3回目の接種から4〜5か月以内にコロナウイルスへの感染を防ぐ力が半分に低下するとの見解があります」
室井さんは政府の姿勢に注文を付ける。
「政府はワクチンの安心安全を強調しすぎて、副反応のリスクについてあまり発信していません。そのため、発熱や腫れなどが生じると“安全なはずなのに”とギャップに驚く人が多く出ます。7〜8割の人に副反応が出ることを考慮すると、政府はもっと積極的にワクチンの副反応リスクをアナウンスすべきです」
3回目の前に改めてワクチンへの理解を深めておきたい。
※女性セブン2022年1月20・27日号
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