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ロシアによるミサイル攻撃続く ウクライナの防空能力が課題に/nhk
2023年4月23日 6時18分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230423/k10014046411000.html
ロシア軍はウクライナ東部バフムトの掌握をねらい戦力を集中させるとともに、依然としてミサイルや無人機による空からの攻撃も行っています。ウクライナ側は防空能力が課題となっていて、欧米側は支援を強化しています。
ウクライナへの侵攻を続けるロシアの国防省は22日、東部ドネツク州の激戦地、バフムトについて「過去24時間で、街の西側の3つの地区を掌握した」と主張し、空てい部隊が支援しながら突撃部隊が戦闘を続けていると発表しました。
ロシアはすでにバフムトの東側を掌握したとみられていて、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は21日、ロシア側が街の中心部の駅を占拠したとも指摘しています。
一方、ウクライナ軍の参謀本部は22日の発表でロシア軍が3発のミサイル攻撃や30回の空爆を行ったとしたうえで「ウクライナ全体に対してさらなるミサイルと空爆の可能性は依然として高い」と警戒を続けています。
また、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は「ロシア軍が、25日ぶりにキーウを標的にして、3日連続でイラン製の無人機による攻撃を実施した」とも指摘しました。
ロシア軍の空からの攻撃が依然として課題となるなか、欧米側は21日にドイツで行われた会合で各国が連携し、防空能力の強化に向け支援を続けていく考えを示しています。
また、ウクライナ政府は今月、アメリカやオランダ、ドイツから地対空ミサイルシステム「パトリオット」が到着したと明らかにしていて、ウクライナ空軍の報道官は22日「これによってロシア軍の軍用機がわれわれの国境から遠ざかることになる」と期待を示しました。
一方で、報道官は、アメリカが供与に応じていないF16戦闘機があれば、防空能力がさらに強化されると一層の支援を訴えました。
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