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プーチン演説の要点:NATOのモスクワとの対立、軍の近代化、ウクライナでの作戦
ロシア大統領は多くの国家安全保障問題について最高軍事司令官たちに演説した
2022年12月21日
RT
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領モスクワの国防管理センターで開催されたロシア国防省委員会拡大会議で演説。 © スプートニク/セルゲイ・ファデイチェフ
水曜日国防省理事会拡大会議においてウクライナで進行中の紛争でロシアはNATOのほぼ全ての潜在的軍事能力に直面しているとウラジーミル・プーチン大統領は述べた。
ロシア大統領はキーウとの現在の紛争に関連することに発言し、主権を維持するため核能力を近代化する重要性も指摘した。
プーチン演説の要約は下記の通り。
1.欧米との対決
プーチン大統領はモスクワに対する「戦略的敵対者」はロシアが「大きすぎて」脅威だと考えており、常にロシアを「縮小」や「解体」しようとしてきたと述べた。これは西側が何世紀にもわり実現しようとしてきたことだと彼は述べた。
一方、プーチンによれば、ロシアは常にいわゆる「文明世界」の一部になろうと願い試みてきたが、そこでは単に歓迎されていないことに気がついた。
2. 兄弟国家としてのウクライナ
ロシアはウクライナと隣人としてのみならず兄弟的な関係を構築するため何年もできる限りのことしてきたが何の効果もなかったとプーチンは語り「私たちは常にウクライナ人を兄弟のような人々と見なしてきた」と述べた。
「私はまだそう信じている。起きていることは全く悲劇だ。我々共通の悲劇。だかそれは私たちの政策の結果ではない」と大統領は述べた。
ロシアの地政学的な敵は、旧ソ連共和国、特にウクライナ内政への干渉を含め彼らの目標を推進するため広範な手段を使用し始め、それが最終的にキーウとの進行中の紛争につながったと彼は補足した。かくして、それは「不可避」になったと大統領は結論付けた。
3.ロシアに対立するNATO
現在NATOは、モスクワに対し全加盟諸国の潜在的軍事能力を使用しているとプーチンは述べた。
しかしロシアは過去の過ちから多くを学んでおり、国を軍事化して自身を傷つけることはないと彼は述べた。
「私たちは国を軍事化せず、経済を軍事化しない」とプーチンは宣言し、ロシアの現在の開発レベルは決してそうした措置を必要としないと強調した。
ロシアの軍事指導者たちはNATOの戦術と能力を研究する任務を負っており、ロシア軍の訓練と装備の上でこの情報を考慮するよう求められていると彼は付け加えた。
4.三元核戦力
プーチン大統領はロシア核兵器はその主権の主要な保証人だと述べ、新しい兵器がまもなく導入され、国の防衛能力発展に貢献すると述べた。
ロシアは航空機、潜水艦、地上の移動式発射装置やサイロから発射されるミサイルで構成される三元核戦力の維持と改良を継続すると大統領は述べた。
5.ロシア軍の近代化
大統領はロシア軍でドローン使用を強化する必要性を強調し、水中無人機(UAV)の開発におけるロシアの経験を指摘し、より高度な空中および地上ドローンを作成するため改良する必要があると述べた。
通信システムを近代化し、全ての意思決定レベルに人工知能技術を組み込むよう提案し、高速な自動化システムが戦場で最も効果的なことが証明されていると彼は指摘した。
また大統領はNATOがロシア国境で軍隊を強化し、フィンランドとスウェーデンに加盟を拡大する可能性があることに対応し、セルゲイ・ショイグ国防相が提案した多くの構造改革を承認した。
記事原文のurl:https://www.rt.com/russia/568697-putin-defense-ministry-recap/
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