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中国との戦争を賭して台湾を訪問しようとしたペロシ下院議長だが、予定を変更か
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202208010000/
2022.08.01 櫻井ジャーナル
アメリカのナンシー・ペロシ下院議長を乗せた航空機が7月31日にグアムを離陸、シンガポールへ向かった。発表されたスケジュールによると、シンガポールの後にマレーシア、韓国、そして日本を訪問することになっているが、台湾の記載はないという。予定変更はありえるが、とりあえず戦争の回避を求める声にペロシは屈したようだ。
下院議長という要職に就いている人物が台湾を訪れるということは、「ひとつの中国」政策を否定し、1972年2月に実現したアメリカと中国の国交正常化を否定することにつながる。国交を正常化する際、リチャード・ニクソン大統領は中国を唯一の正当な政府と認め、台湾の独立を支持しないと表明しているからだ。
ペロシの台湾訪問計画が明らかになると中国政府は強く反発、アメリカ海軍は空母「ロナルド・レーガン」を中心とする艦隊を7月25日にシンガポールから出港させ、台湾へ向かわせた。中国は台湾海峡で実弾を使った艦隊演習を実施している。
ペロシは香港で続けられているCIAやMI6を後ろ盾とする反中国運動を支援しているほか、今年4月30日には下院議員団を率いてウクライナを訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、ウクライナへの「支援継続」を誓い、戦争の継続を求めた。好戦的な下院議長だが、こうした外交政策の背後には金融資本と結びついたシオニストが存在している。
昨年1月にアメリカ大統領となったジョー・バイデンも好戦的で、経済戦争だけでなく、ロシアに対する軍事的な挑発を続け、ウクライナへのロシア軍の介入へつながった。バイデン政権はロシアや中国と核戦争を辞さないという姿勢を見せている。
しかし、ヘンリー・キッシンジャーをはじめ、こうした政策に批判的な人びとはアメリカにも少なくない。その中にはアメリカ軍の中枢も含まれている。買収、恫喝、暴力などで相手を屈服させるという戦術が機能しなくなっているようだ。
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