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「薬害被害者執筆の副読本『薬害を学ぼう』 厚労省が高校生に配布」
(毎日新聞 2022/9/9)
https://mainichi.jp/articles/20220908/k00/00m/040/306000c
薬害の被害者団体が執筆に携わった副読本「薬害を学ぼう」について厚生労働省が今年度、全ての高校生に初めて配布した。新科目「公共」が新たに必修となり、新学習指導要領の解説にも盛り込まれたことを受け、薬害をより深く知ってほしいという狙いだ。薬害を学ぶ重要性を訴えてきた被害者団体は「子どもたちが将来、被害者にも加害者にもならないように」と願っている。
副読本は、薬害の被害者らでつくる全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)を中心に執筆し、厚労省が作成した。薬害の背景、被害者の声、原因と防止策などを記載している。1980年代に問題となった血液製剤による薬害エイズ事件では、危険性を知りながら販売を続けた製薬会社や、有効な対策を取らなかった国の姿勢に触れている。
副読本は2011年度から、中学3年の保健体育の授業を想定し、文部科学省の協力で全ての中学校に配布していた。ただ、19年度に厚労省が実施した中学校へのアンケートでは、「内容が難しい」などの理由で授業で使用しなかったり、生徒に配布する学校が少なかったりすることが課題として指摘されていた。
高校では09年から公民分野の「現代社会」と「政治・経済」の両科目で、教科書作成の指針となる「学習指導要領」の解説に薬害が記され、教科書にも取り上げられた。ただ、科目は選択制のためすべての高校生が学ぶわけではなかった。
今年度から必修となった公共の学習指導要領の解説では、薬害問題を経済活動と個人の尊重との両立について考える題材に挙げ、「政府による適切な政策が必要であるとともに、企業には問題を生じさせないなど社会的に責任のある行動が求められている」と意義を示した。厚労省は今年度、副読本を155万部発行し、中学校約1万1000校のほか、高校約6000校に配布した。
医療事故で長女を亡くした薬被連副代表の勝村久司さんは「薬害は単なる薬の副作用被害ではない。国や企業、研究者がきちんと対応していれば防ぐことができたということを知ってほしい。医学部や薬学部を目指す学生には基礎知識として学んでほしいし、入試にも取り上げられるのでは」と期待している。【村田拓也】
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まったく、お笑いですね。
史上最大の薬害が進行中であり、この副読本は高校ではなく、
厚労省職員に配るべきでしょう。
(関連情報)
「厚生労働省の『誓いの碑』 美辞麗句を並べ反省のふりをするだけ
国民無視、権益最優先で薬害を繰り返す役人たち」 (拙稿 2018/7/25)
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/154.html
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