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「陰謀論や疑似科学を信じ込んでしまう人の、典型的な特徴『トップ3』」
(植原亮 Diamond Online 2022/8/31)
https://diamond.jp/articles/-/308803
頭のいい人は、「遅く考える」。遅く考える人は、自身の思考そのものに注意を払い、丁寧に思考を進めている。間違える可能性を減らし、より良いアイデアを生む想像力や、創造性を発揮できるのだ。この、意識的にゆっくり考えることを「遅考」(ちこう)と呼び、それを使いこなす方法を紹介する『遅考術――じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」』が発刊された。
この本では、52の問題と対話形式で思考力を鍛えなおし、じっくり深く考えるための「考える型」が身につけられる。「深くじっくり考えられない」「いつまでも、同じことばかり考え続けてしまう」という悩みを解決するために生まれた本書。この連載では、その内容の一部や、著者の植原亮氏の書き下ろし記事を紹介します。
■ SNSにあふれる、怪しい言説
陰謀論や疑似科学のような怪しい言説は、SNSの普及なども要因となって、広く流布している。ほとんど毎日、何らかの形で目にしたり耳にしたりする、という人もいるかもしれない。
陰謀論とは、ある重大な事件や出来事がなぜ起こったかについて、通説や公式見解とは異なる仕方で、背後に強力な人々の意図や計画を引き合いに出して説明するものである。
ケネディ大統領暗殺や9.11同時多発テロに関して陰謀論が語られ続けていることはよく知られているし、今年7月に日本で起きた安倍元首相銃撃事件についても陰謀論が目につき始めている。
疑似科学とは、本当は科学的な妥当性を欠いているにもかかわらず、科学を装って、あたかも科学的に正当な仮説や理論であるかのごとく見せかけた主張のことである。
日本でいえば、血液型性格診断が古典的な疑似科学の例とされる。アメリカでは、進化生物学に対抗して、生物の起源や進化に関して創造主や知的デザイナーの存在を主張する「創造論」や「インテリジェントデザイン論」などが疑似科学の筆頭である。
とくに近年では、コロナ禍の影響もあって、世界的に反ワクチン論が勢いを増している。ワクチンの有効
性を否定する反ワクチン論には、しばしば疑似科学と陰謀論の両面が見られる。
たとえば、すでに撤回されている医学論文が科学的な根拠として用いられたり、接種により人々にマイクロチップを埋め込もうという情報通信企業の陰謀が語られたりするのだ。
■ 陰謀論や疑似科学の信奉者の特徴、トップ3
それでは、こうした陰謀論や疑似科学の信奉者には、どのような特徴が見出されるだろうか。ここでは典型的な特徴として、次の3つ挙げて説明したい。
(1)確証バイアスに陥っている
(2)懐疑的な思考をほとんど行わない
(3)妙な自信にあふれている
■ その1 確証バイアスに陥っている
まず(1)に出てくる「確証バイアス」とは、自分いま信じていることや信じたいことについては、それが当てはまっているケースにばかりに目を向けて、それが正しくないことを示すケースは無視してしまう、という傾向のことをいう。
仮説や理論の正しさを確かめることが「確証」だが、「バイアス」という名が示す通り、「うん、やっぱりこの説は正しいんだ」と、自分の信念を自分で強化する方向に突き進む、思考のバグのようなものだ。
陰謀論や疑似科学の信奉者は、この確証バイアスに陥っていることが少なくなく、科学的な妥当性の点でもっと優れた理論や説明がほかに存在していても、端的に無視してしまいがちになる。
9.11同時多発テロ事件では、世界貿易センタービルの崩壊は飛行機の衝突で十分に説明がつくのに、それには聞く耳をもたず、「政府があらかじめ爆弾を仕掛けていた」という陰謀論に固執するのだ。
■ その2 懐疑的な思考をほとんど行わない
次の(2)は、要するに「それって本当なのか?」「これまで信じてきたけれども、実は正しくなかったかもしれない」などと疑いを差し挟むことをあまりしない、ということである。
懐疑的な思考には、自分の信念に不利になるかもしれない主張や仮説でも、いったんは考慮してみることが求められる。しかし、陰謀論や疑似科学の信奉者は、そうした考慮のためのコストを惜しむのである。
あるいは、確証バイアスに陥っているせいで、自分の信じていることにマッチしないものを端的に無視するので、懐疑的な思考を行う契機が失われてしまう。
■ その3 妙な自信にあふれている
最後の(3)は、これまでの話から、当然の特徴だと思われるかもしれない。確証バイアスにより他の仮説や説明を無視し、自分の信念に対して懐疑的に考えてみることをしないのだから、本人達は自信をもって陰謀論や疑似科学を信じていられる。
実際、並外れたことを信じているわりには、頼りない証拠で満足していることが多い。
しかし、それに加えて、ここには「知的な優越感」も嗅ぎつけることができる。
「一般に信じられている政府の公式見解や、科学的に正しいとされる学説は、実はまちがっている。そして、自分たちだけが本当に正しいことを知っているんだ」――自分は他の多くの人々よりも知的に優れているという自己認識をもつのに、陰謀論や疑似科学はうってつけ、という面があるのだ。そうした優越感が、妙な自信につながるわけである。
以上、陰謀論や疑似科学の信奉者に見られる典型的な特徴を3つ取り上げて説明した。これらを知っておくだけでも、陰謀論や疑似科学のような怪しい言説に出会ったときに戸惑いにくくなるし、「これは注意が必要な場面だ」と気づきやすくなるはずだ。
(本稿は、植原亮著『遅考術――じっくりトコトン考え抜くための10のレッスン』著者植原亮氏の書き下ろし記事です)
-------(引用ここまで)--------------------------------
これだけ、コロナワクチン被害が顕著になり、ワクチンに反対する声が大きくなっているのに、
いまだに疑似科学だの陰謀論だの言っている情報弱者ぶりには驚くばかりである。
陰謀論と断定する御用論者の特徴、トップ3を挙げよう。
■ その1 驚くほどの無知
日本のマスゴミは、コロナやワクチンに不都合な真実は、それが海外では大メディアが報じていても
一切報道しない。
そのため、自分で積極的に情報を収集しなければ真実はわからない。
日本の新聞やテレビを見ていてわかったつもりになっているようでは、お話にならない。
■ その2 完全な思考停止
「陰謀論」というのは便利な言葉で、自分が考えたくなければ「陰謀論」の一言で否定できる。
しかしこれは、全く考えない、考えようとしない、と自分で宣言しているのに等しい。
「陰謀論」と連呼する人間ほど頭が悪いと断定してよろしい。
■ その3 決して議論、討論に応じない、ひたすら逃げまくる
知識もなければ、思考もしていないのだから、議論で勝てるわけがない。
自分が負けるとわかっている。
だから討論を申し込んでも、ひたすら逃げまくるだけである。
マスコミに頻繁に登場し、ワクチンを打ちましょうと言っている某御用医師など
その典型である。
新型コロナワクチンが、人類史上最大の薬害になることは確実である。
そのときに、疑似科学だ、陰謀論だとわめいていた御用連中が、
赤っ恥をかくことは間違いない。
その日が、今から楽しみでしかたがない。
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