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子どものコロナ後遺症「肺血栓・心筋炎」リスクが2倍に…米CDCが公表した報告書の中身
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309536
2022/08/09 日刊ゲンダイ
子どもの後遺症はまだまだ分かっていないことも多い。「コロナはただの風邪」と過小評価は禁物(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ
〈コロナはただの風邪〉──。新型コロナウイルス第7波の感染拡大が続く中、こんな“陰謀論”がSNS上で勢いづいている。子どもの感染や後遺症リスクを考えれば、過小評価は禁物だ。
米CDC(疾病対策センター)が5日に公表した報告書が興味深い。0〜17歳の子どもの新型コロナ後遺症について調べたもので、対象期間は2020年3月1日から今年1月31日まで。現在、主流となっているオミクロン株感染の後遺症に特化した調査ではないが、対象の一部にはオミクロン株患者も含まれているとみられる。
「ただの風邪」と侮るなかれ
報告書によれば、コロナに感染した子どもは、そうでない子どもに比べ、後遺症リスクは急性肺血栓塞栓症が2.01倍、心筋炎および心筋症が1.99倍、静脈血栓塞栓症が1.87倍、腎不全が1.32倍、1型糖尿病が1.23倍に上ったという。
いずれも後遺症としてレアケースではあるが、少なくとも「ただの風邪」ではなさそうだ。昭和大医学部客員教授の二木芳人氏(臨床感染症学)がこう言う。
「一般的にコロナの後遺症は、倦怠感や味覚・嗅覚障害、思考力が鈍る『ブレーン・フォグ』などが指摘されていますが、子どもや若年層の後遺症については、まだまだ分かっていないことが多い。医師に相談しても、『後遺症』として診断されないことがほとんどではないか。ワクチン接種が後遺症の発症も予防する、発症しても軽度で済むとの報告もあります。患者の不安を拭うためにも、政府が先頭に立って後遺症リスクやワクチンの予防効果について、きちんとアナウンスする必要があると思います」
日本感染症学会など医療4学会が2日発表した緊急声明で、オミクロン株感染について〈順調に経過すれば、“かぜ”と大きな違いはありません〉と指摘したことによって、「風邪と大差ない」との言葉が独り歩きしてしまった。
後遺症について定まった評価が出ていない以上、「コロナは風邪」と侮らない方がいい。
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