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「コロナ飲み薬『ゾコーバ錠』の承認可否は? 判断を渋る厚労省側の事情」
(日刊ゲンダイ 2022/8/4)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309268
急増する新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ政府の具体策が見つからないなか、国産初の治療薬として実用化を急がれるのが塩野義製薬が開発する「ゾコーバ(エンシトレルビル)」だ。
7月22日、後藤茂之厚生労働大臣はゾコーバについて、すでに塩野義製薬と合意していた薬事承認を前提とした100万人分の購入契約を締結したと発表した。ゾコーバは、細胞に侵入したウイルスの増殖を防ぐ働きがある飲み薬で、軽症や中等症の患者など感染初期の使用を想定し、1日1回、5日間経口投与する。
実はゾコーバはこれまで何度か承認申請をしているのだが、承認可否の判断は現在も「見送り」になっているのである。経緯を追っていく。
1回目の承認申請をしたのは今年の2月だった。条件付き承認制度を求め製造販売の承認を申請していた。しかし、新規感染者の拡大を予想し、治療薬の実用化を急ぐ自民党と塩野義のごり押しで5月に改正医薬品医療機器法(薬機法)が成立し、緊急承認制度が導入されたことで改めて5月末にゾコーバを緊急承認に切り替えて申請した。
しかし、6月22日の厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会(薬食審・医薬品第二部会)での審議の結果、「さらに慎重に議論を重ねる必要がある」と承認可否の判断が見送られている。
その後、7月20日の同部会と薬事分科会による2回目の審議でも「有効性を見るための審査データが十分でない。疲労感や熱っぽさといった症状の改善効果がどの程度あるかがわからない」と、審議継続となり結論は持ち越され、再び緊急承認は見送られている。そして、11月ごろに塩野義から提出される、最終段階第V相の治験データを待って判断することになったのである。
■莫大な税金を“投与”しているのに…
先週の記事(7月28日付)で述べたが、すでにコロナ対策の医療政策費として財務省は16兆円の税金を支出している。
ワクチン、治療薬の開発・生産支援には1.3兆円が製薬会社に補助され、塩野義には厚生労働省から476億9000万円が補助され、今年度はさらに4月に治療薬の開発に62億円の追加支援が発表されている。
新薬開発に関する製薬会社への補助・支援金の交付については、厚労省、経産省が現在も公募など新たな体制で支援している。しかし何とももどかしいのは、欧米に比べ突出した金額を支出しながらワクチン、治療薬とも実用化に極めて後れをとっていることだ。
前週の記事で欧米の製薬会社との実力差を指摘した医療ガバナンス研究所の上昌広理事長が、ゾコーバの承認可否の状況についてこう言う。
「ワクチンも治療薬の開発も世界標準からしたらとても承認できるレベルではない。今回薬系の技官がゾコーバの承認見送りをした判断は正しいのです」
20万人超えが続く新型コロナウイルスの新規感染者、歯止めをかける治療薬に国民の期待は高まるのだが。
(ジャーナリスト・木野活明)
-------(引用ここまで)---------------------------------------------
「ワクチンも治療薬の開発も世界標準からしたらとても承認できるレベルではない」
その世界標準のワクチンや治療薬で死者が出まくりなのですが、それより劣るとなると、、、、。
国内製薬メーカーの新薬がなかなか承認されないのは、ファイザーなど競合製品を持つ
海外メーカーの圧力でしょう。
どうせ効果も安全性もろくに確認されていない代物でしょうから、
服用する気はさらさらありませんが、巨額の税金が使われているのは許せませんね。
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