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元凶は厚労省の怠慢! 医療従事者4回目接種遅れで病院クラスター急増、医療逼迫が急加速
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309246
2022/08/03 日刊ゲンダイ
なぜ医療従事者を含めなかったのか(後藤茂之厚労相)/(C)日刊ゲンダイ
熊本県と神奈川県は2日、全国で初めて政府が新設した「BA.5対策強化宣言」を発令した。宣言は病床使用率がおおむね50%を超えた場合などに都道府県が出すことができる。新潟も発令する方向で検討している。病床使用率は熊本79.3%、神奈川84.8%、新潟57.7%となっている。「新潟県は医療機関が少なく、かなり逼迫している」(新潟県福祉保健部)と切迫した様子だった。
内閣官房によると、1日時点で病床使用率「50%以上」は24都府県に上る。東京は53%、大阪は60%だった。
感染収束が見通せない中、感染者が急増し、必要な医療が受けられない事態が起きつつある。医療逼迫を加速させているのが医療機関のクラスターだ。日刊ゲンダイの集計では、1日だけで医療クラスターは11県で発生している。
青森県では7月に発生した医療機関のクラスターは17件で、6月の6件から3倍に増えている。悔やまれるのが、医療従事者への4回目接種だ。もし、医療従事者の4回目接種を進めていれば、院内クラスターを最小限にできた可能性がある。医療機関クラスターの増加について、県の担当者は「医療従事者は先行して接種したため、3回目接種の効果が低下している影響がある」(保健衛生課)と答えた。
県内の十和田市立中央病院では14人のクラスターが発生し、一部入院制限が行われている。14人のうち、7人が医療従事者だが「4回目接種は受けていない」(市保健センター)という。
医療従事者への4回目接種は7月14日の会見で岸田首相が発表し、下旬から一部自治体でようやく開始された。接種が本格化するのは8月だ。
「医療従事者が感染すると、病床が空いていても医療が回らなくなる。もし、夏の流行の前に医療従事者への4回目接種が完了していれば、医療機関のクラスターはこんなに起きていなかったはずです」(医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏)
世界的に4回目接種の効果などがハッキリしなかった面はあるが、厚労省は高齢者向けは進めてきた。なぜ、最も感染を防がなければいけない医療従事者を含めなかったのか。
厚労省は「エビデンスがない」と拒否
「まったく理解に苦しみます。自治体の首長が厚労省に対して、繰り返し医療従事者への4回目接種を求めましたが、厚労省は『エビデンスがない』として、かたくなに拒みました。この判断は重大な過失に当たります。判断理由を明らかにし、責任者は責任を取るべきです。曖昧にすると、冬の流行で同じ失敗を繰り返します」(上昌広氏)
閉会中審査で徹底審議が必要だ。
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