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コロナ第7波は最大規模 東京都に忍び寄る「真夏の医療崩壊」の恐怖
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308281
2022/07/14 日刊ゲンダイ
入院のハードルは高くなりそうだ(C)共同通信社
第7波が猛威を振るっている。このままでは医療提供体制はパンクしてしまいかねない──。13日の東京の新型コロナウイルスの新規感染者数は1万6878人。9日連続で前週比2倍となった。各地で過去最多の感染者数が確認されており、東京も今週中に2万人を突破し、今年2月2日に記録した過去最多(2万1562人)を更新する可能性がある。
心配なのが病床の確保だ。都の入院患者は12日に2000人を超え、病床使用率が41%に達したため、確保病床を5000床から7000床に増やした。小池知事は「感染拡大を抑えるためには一刻の猶予もない」と危機感を示し、第6波のピーク時と同水準の医療体制で備える方針だが、最大スケールの波に太刀打ちできるのか。
8月末まで入院患者は増え続ける
小池百合子都知事は 「一刻の猶予もない」と危機感を示したが…(C)日刊ゲンダイ
◆夏のピークはこれから
第7波の感染拡大は入り口に立ったばかりだ。夏の流行は7月からジワジワと感染者が増え、8月にピークを迎える。夏の流行(第2波、第5波)で東京の感染者数が最多を記録したのは2020年が8月7日、21年が8月19日だった。第7波でも8月まで感染者の増加傾向が続くと考えるのが自然だ。
今冬の第6波では感染者数のピークアウト(2月2日)から、2週間余り遅れて入院患者も減少に転じた。第7波では8月末まで入院患者が増え続ける可能性がある。
◆最強の感染力
ウイルスの感染力も強烈だ。第6波で猛威を振るったのはオミクロン株の亜種BA.1とBA.2だった。第7波の主流になりつつあるBA.5は、BA.1の1.75〜2倍、BA.2の1.35倍の感染力を持つ恐れがある。
「強い感染力を持つBA.5が、8月のピークに向けて流行すれば、過去の波をはるかに上回る感染爆発が起きてもおかしくありません。仮に病原性が第6波のウイルスと同等だとしても、感染者数が大きく増えれば、入院が必要な患者は膨れ上がるでしょう。当然、医療体制もこれまで以上に強化する必要がありますが、そうなっていません。医療崩壊が起きてもおかしくありません」(西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏=感染症学)
BA.5はヒトの肺細胞で増殖しやすいとの実験結果があり、肺炎などの重症に至るケースが増える可能性もある。また、今夏は猛暑が予想されるだけに、熱中症患者とコロナ患者が殺到すれば、救急搬送が逼迫することも考えられる。
東京都医師会は13日、前例のない感染拡大ペースを踏まえ、入院対象を中等症以上に絞り込む方針を示した。入院のハードルはかつてなく高くなりそうだ。
医療を受けられず、自宅や施設で亡くなる悲劇を繰り返してはいけない。
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