http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/231.html
Tweet |
原子力規制委員会の審査が再び中断、審査資料出し直しを行政指導 敦賀原発2号機で何が起きているのか解説します/水野倫之・nhk
2023年04月12日 (水)
水野 倫之 解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/481995.html
原発の審査で異例の事態です。
原子力規制委員会は敦賀原発2号機の審査を再び中断しました。水野倫之解説委員の解説です。
規制委員会が怒りをあらわにしているイラストを描いてみた。
怒りの理由は審査資料にたびたび誤りが見つかり、4年間まともに審査ができていないから。
敦賀2号の直下には断層が走り、専門家会合が「将来動く可能性がある」と指摘。
このままでは廃炉となるため、原電・日本原子力発電は反論のため資料を提出したが、データが無断で書き換えられた問題が発覚し、審査は2年中断。
去年12月に審査を再開したところ、また誤りが見つかった。
今度は断層の活動面の場所を間違えるなど100か所以上あり、規制委はマネジメントに問題があるとしてきのう原電の社長を呼び、審査を再び中断し、資料を出し直すよう求めた。
山中委員長は「これが最後だ」と述べ、誤りが続けば審査の打ち切りも示唆しているので、原電は厳しい状況に追い込まれた。
様々影響がありそうで、まずは原電の経営への影響。
原発専業の原電は、敦賀2号と茨城県の東海第二の2基しか所有していない。
ただ東海第二も地元の了解が得られる見通しがなく再稼働のメドがたたない中、敦賀2号の再稼働の行方も一層見通せなくなったわけで、会社のありかたや存続の是非の検討を余儀なくされる可能性も。
もう一つは国の原子力政策への影響。
原発の最大限活用へ転換した政府は、2030年に原発で電力の22%をまかなう目標を掲げるが、これは敦賀2号の稼働も織り込み済み。
その見通しがたたないとなれば、目標の見直しが必要になってくる可能性も。
ただ原子力政策への影響があるからといって規制委は考慮する必要はないわけで、推進から独立した立場で、厳正な審査を続けていくことが求められる。
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素54掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素54掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。