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「東芝旧経営陣は胸中複雑…1ドルで売った米ウエスチングハウスをカナダ企業が1兆円で買収」
(重道武司 日刊ゲンダイ 2022/10/20)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/313114
東芝旧経営陣らからすると何とも複雑でやり切れない思いだろう。
同社を「地獄へ誘った」(関係者)とされる元子会社で原子力発電設備大手の米ウエスチングハウス(WH)が、カナダのウラン採掘・生産会社「カメコ」を中核とする企業連合に買収されることが決まった。対価はWHの負債引き受け分も含めて78億7500万ドル(1兆1600億円)。東芝は2018年、WH向け債権9100億円を7割超引きの2400億円で投げ売り、保有株に関しては実質無償譲渡(売却額1ドル)を強いられている。
そのうえWH破綻で被った巨額損失を穴埋めするため“虎の子”とされていたメモリー事業の売却を余儀なくされ、経営の混乱はいまなお収まらない。東芝OB幹部からは「理不尽かつ不条理」との嘆き節も漏れる。
当時のレートで約6000億円(54億ドル)という巨費を投じて東芝がWHを子会社化したのは06年のこと。しかし東日本大震災を機に脱原発の流れが強まりWHの事業環境は急速に悪化。北米で進めていた原発の建設コストが跳ね上がるなどして損失が膨らみ、17年3月には連邦破産法第11条の適用を申請して経営破綻に追い込まれた。
そのWHの再建スポンサーとして名乗りを上げたのが再生可能エネルギーなどインフラ関連のファンド運用に強みを持つカナダの資産運用会社、ブルックフィールドグループ。カメコは今回、同グループや複数の機関投資家株主などから22億ドルでWH株の49%を取得して筆頭株主に躍り出る。ブルックフィールドは引き続き17%を保有する大株主として残る見込み。23年後半にも買収を完了させる予定だ。
脱炭素を目指す動きの加速化やロシアによるウクライナ侵攻を受けて原発を取り巻く環境は一変した。エネルギーの供給問題や資源価格の高騰などから原発を再評価する声が高まってきたためだ。三菱重工業幹部のひとりも「原子力エネルギー分野は過去に例がないほど好ましい状況にある」と指摘。WHの受注も堅調に推移しているらしい。
一方で複数のアクティビストに食いつかれ、株式の非公開化も含む今後の統治形態への模索が続く東芝。「やり切れなさ」は募るばかりか。
------(引用ここまで)--------------------------------------
1ドルで買ったものが、1兆円に大化け。
ブルックフィールドは、笑いが止まらないでしょう。
東芝は、ケツの毛までむしられたと。
しかし1兆円も出して買収するほうもバカですね。
どうせ、またどこかで原発が大爆発して、資産価値はゼロになるに
決まっていますから。
(関連情報)
「売却額は1ドル 東芝、米WH株の売却完了を発表 (朝日新聞)」
(拙稿 2018/4/10)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/623.html
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