○　自分達の相(すがた)を映しだす教師が、土や水だと本当に感じます。

　早朝河口でお天道様の現われを浴びていますが、その足元には新たなゴミが毎日増えていきます。

　プラスチックが砕け海に流れないように急いでゴミを回収します。コンビニやスーパーで購入者の欲を満たした日常品の数々が役を終えて、鳥や魚達が住処とする川や海山に、考え無しに捨てらる。

　知らないんですね、自らがしている事を。知っていたら出来る訳が無い。稚魚や幼鳥が胸をつかえて飲み下せないプラの破片を撒き散らす人間達に、同じくプラを飲食できるかい？と私は聞きたい。

　ちなみに私がゴミを回収する時、カラスや鳶、白鷺が、悲鳴のような声を上げて上空を乱舞する事が度々ありますが、彼らはこんなゴミを生まないし、回収する手だてを持っていない。応援だけが彼らの出来る事だと心得ていて、身体全体て声援を送っているのだと思う。