紙の貴金属市場(ペーパーゴールド)の最近の価格下落にもかかわ らず、現物(金塊)の需要(と価格)は極めて高いままほとんどの中央銀行は、外国為替資金を補うために金を購入する際、 国際通貨基金(IMF)に報告しているが、“他の中央銀行”は 秘密主義である 中 国 世界第2位の経済大国である中国は、中央銀行がどれだけ金塊を 購入しているかをほとんど公表していない
2015年、中国人民銀行はその金塊準備高が600トン近く急増した ことを明らかにし、6年間沈黙を守ってきた市場関係者に衝撃を与えた 中国は2019年以降、金塊貯蔵量の変化を報告しておらず、水面 下で購入しているのではないかという憶測を呼んでいる 中国は今年(2022年)これまで902トンの金塊を輸入し、すでに 昨年の総額を上回っているが、これは、中国の鉱山が毎年生産する 300トン以上の金塊を上回る量である 中国国内需要は堅調で、第3四半期までに約601トンを市民が購 入している また、ロシアのウクライナ侵攻により、米国は中央銀行準備金の制裁 に前向きであることが明らかになり、中国にとって外貨準備の大半を 占めるドルに代わる通貨を探す必要性が強くなった ロシア ロシアは世界第2位の金鉱国であり、年間300トン以上を生産してい て、2022年2月以前は、ロンドンやニューヨークといった貿易の中心地 だけでなく、アジア諸国にも金属を輸出していた
しかし、ウクライナ侵攻以来、ロシアの金は西側諸国では歓迎されなく なり、中国やインドも大量の輸入に消極的になっている そのため、ロシア中央銀行がそれらの物資の購入に乗り出す可能性が 出てきたが、金を含むロシアの外貨準備全体は今年に入って減少 ロシアの外貨準備(ドルやユーロ)は制裁で凍結され、中央銀行が それを追加する魅力が薄れている、更にロシアは金の保有量を個別に 計算していない 同国は過去に金の大量購入を行っており、パンデミックの発生で購入 停止するまでの6年間、地金の蓄積に費やしてきた ロシアはウクライナ侵攻後の2022年2月に、一定の価格で金を購入 する用意があると述べたが、 アレクセイ・ザボトキン副総裁は先月、購入は通貨供給量とインフレを 押し上げるため、もはや現実的ではないと述べた 【石油輸出国】 今年のエネルギー危機の中で、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、 クウェートはすべて利益を得ており、政府系ファンドを通じて海外資 産に資金を投入している国もある
彼らは多様化のために金に目をつけたのかもしれない サウジアラビアはアラブ世界最大の金保有国だが、2010年以降、 保有量の変化を報告していない 当時は「会計処理の違い」により保有量が倍増し323トンとなった 【インド】 インドの中央銀行は、2009年に国際通貨基金から200トンの金を 購入し、大規模な金購入を行ったことがあるが、それ以後は、市場 にタイムリーな情報を提供しながら、徐々に購入する傾向がある。
今年、自国通貨への圧力を考慮し、金に手を出すことを控えていた かもしれない ここ数ヶ月、自国の消費者部門向けの貴金属の輸入が好調であった ため、その状況はさらに悪化している では大規模購入の巨鯨は、中国、ロシア、サウジアラビア、それとも インドだったのか?その理由は何か?
おそらく彼らは、このすべてがつながっていることに気づき、行動を起こ しているのだろう 連邦準備制度が利上げを続ける場合、保有すべき最も 回復力のある資産は金であり、 株式は最悪で、非ドル通貨はその中間に位置している 簡単に言えば、デュレーションに関する分析は、
“通貨サイクルにおいて金が比較的安全な場所である”ことを示している ...そしておそらくクジラは動いている ゴールド 3.2 G10自国通貨 5.3 株式 7.1 あるいは、もっと不吉なことに、謎のクジラは新しい世界秩序
( NEW WORLD ORDER)について西側諸国が考えたくない何かを 知っているのか? https://www.zerohedge.com/commodities/gold-market-roiled-mystery-buyer-waves-300-tonnes?utm_source=&utm_medium=email&utm_campaign=1044
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