地球の記録 アメリカ軍の最強空挺部隊「第101空挺師団」が、第二次世界大戦以来約80年ぶりにヨーロッパに配備される。状況はさらに世界戦へ近づく… 投稿日:2022年10月24日米軍部が極めて危うい行為に アメリカの CBS ニュースなどが、ウクライナとルーマニアの国境に「第101空挺師団」と呼ばれる米軍最強のエリート空挺師団が派遣されたことを報じています。 報道のタイトルは以下のようなものでした。 米陸軍の第 101 空挺部隊は、ウクライナ国境からわずか数マイル離れた場所で、ロシアとの戦争に向けて訓練を行っている The U.S. Army's 101st Airborne is practicing for war with Russia just miles from Ukraine's border CBS NEWS 2022/10/21 このタイトルに、 > ロシアとの戦争に向けて訓練を行っている とありますように、事態は急拡大する様相を呈しています。 アメリカ陸軍の空挺師団というのは、航空機やヘリコプターなどで敵の後方などの戦闘の要点に歩兵部隊を降下させるもので、第 101 空挺部隊は、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦から、ベトナム戦争、湾岸戦争など多くの戦争に派遣された米軍最強といわれる空挺部隊です。 ただまあ……。 アメリカの由緒あるシンクタンクに「ヘリテージ財団」という組織があり、このシンクタンクは、毎年、米軍の「強さ」を評価した報告書を出しているのですが、2023年の米軍の総合評価を「弱い」と評価しました。 米軍に「弱い」という総合評価が与えられたのは、これが初めてです。 ヘリテージ財団の報告書は以下にあります。 ヘリテージ財団が2023年の米軍強度指数を発表。米軍に史上初の「弱い」総合評価を与える Heritage Foundation Releases 2023 Index of U.S. Military Strength, Gives U.S. Military First-Ever ‘Weak’ Overall Rating heritage.org 2022/10/18 この評価の理由はさまざまなんですが、基本的には、兵器の数や兵士のスキルなどが非常に劣っていることが判明したのです。思っている以上に現在の米軍はボロボロのようなのです。ヘリテージ財団の報告書の冒頭には、以下のようにあります。 > 現在の態勢では、米軍は「弱い」と評価され、単一の主要な地域紛争の要求を満たすことができないという重大なリスクにさらされていることが初めて見出された。 (heritage.org) 兵力の数でも、中国やロシアの「何十分の1」という評価が下されている項目もあります。 それでも、今のままですと、米軍がウクライナに入る可能性があり、それはすなわち、ロシア側が提示した「レッドラインを完全に超える」こととなります。
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