2022年10月3日みなさん、こんにちは! 「政界と旧統一教会」問題が、7月8日の安倍晋三元総理暗殺事件以後、マスコミで大きくクローズアップされ続けてきました。過去のひどい高額献金問題や霊感商法など、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)などをめぐる実態が大きな関心を呼びましたが、関係した政治家のエピソードを暴露するような”魔女狩り”報道にやや食傷気味なところも出てきましたね。 しかし、10月3日から始まる臨時国会では、立憲民主党と日本共産党が”共闘”して自民党と旧統一教会の癒着などを追及するとブチ上げていますから、まだまだしばらく話題となるのでしょうね。それにしても、当の立憲民主党自体がこの問題では既に”ブーメラン現象”をちょくちょく引き起こしています。 「共産党の志位和夫委員長は29日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が判明した立憲民主党の辻元清美参院議員に苦言を呈した。『なぜ接点がうまれたのかについて、きちんと国民に明らかにすることを求めたい。どの党であっても求めたい』と述べた」 (参考)「共産・志位氏が辻元氏に苦言 旧統一教会と接点判明で」2022/9/29 16:50 産経新聞 https://www.sankei.com/article/20220929-EULQOX7RTNKILFYBSVWZKQNNCA/?outputType=amp たしかに「あの辻元氏が!」と誰しもが驚くような話ですが、他にも立憲民主党で旧統一教会と接点のあった国会議員は十数人いるとされています。しかし、同党が引き続き関係を認めていない大物議員が2人いるのは、本メルマガでも以前指摘していますね。 野田佳彦元首相と小沢一郎衆議院議員ですが、最近、後者の小沢氏について「どの口で自民党の統一教会問題を批判するんだ」との声が上がっています。 【過去、統一教会絡みの人物を議員候補者に担いだ小沢一郎氏】 小沢一郎氏は、相変わらず「政局ねらい」のために徹底して自民党批判を展開しています。もちろん、旧統一教会関係に絡めても躊躇せず発言しており、SNSでも発信しています。 「統一教会を礼賛していた自民党の議員達が目下、メディアの追及から逃げ回っている。電話をするふりをしたり、裏口から逃げたり、これが日本の政権与党自民党の姿。教団が自民党総裁選から憲法改正論議まで、強い影響を与えていた疑惑も。岸田総理はひたすら沈黙。いっときの嵐で終わらせてはならない。 (参考)Twitter 「統一教会を礼賛していた自民党の議員達」2022/8/6 12:25 小沢一郎(事務所) @ozawa_jimusho https://twitter.com/ozawa_jimusho/status/1555756837739192321?s=46&t=39ebvPlesra8Pkx0rpAdEQ こんな格好いいことを表面的に発信しても、ネットの世界はウソをすぐに暴いてしまうから恐ろしいところです。普通の人の発信が小沢氏の「統一教会絡み」での自民党議員、岸田総理批判の欺瞞ぶりを次のように暴いています。 「小沢一郎は民主党代表の時、統一教会関連の霊感商法企業の代表取締役を勤めたことがある人を公認候補にして応援していたようです。『どの口が言うとんねん』としか思わない」 (参考)Twitter 「小沢一郎は民主党代表の時」2022/10/2 11:01 ぺんぎん @198000yen https://twitter.com/198000yen/status/1576391982108520448?s=46&t=RBtIBs9RVYqCTUjDZihx6g 上記のツィートには画像データで共産党の「赤旗」記事と「統一教会関連の霊感商法企業の代表取締役」と言われる、ほり勇一氏の選挙(千葉県・流山市議選、2007年)広報の一部が添付されています。選挙公報には「私も応援します 民主党代表 小沢一郎」と明記されています。 「霊感商法や違法伝道など反社会的行為を繰り返している統一協会の関係者が(2007年4月)15日告示の千葉県流山市議選に、民主党公認で立候補することが、全国霊感商法対策弁護士連絡会などの調べでわかりました。…立候補するのは49歳の男性候補者。本人発表の経歴では1980年に早大法学部卒業後、東京都豊島区に住み、証券会社など数社に勤務する一方で『ボランティア』をしてきました。この間、豊島区在住時に有限会社『神栄エンタープライズ』代表取締役についています。…同社は対策弁連が調べた統一協会・霊感商法関連企業にもリストアップされています」 (参考)「統一協会関係者出馬へ 民主公認で千葉・流山市議選」2007/4/14 日刊しんぶん「赤旗」 ※上記ツィートに画像添付 「統一協会」とは、当時の教団正式名「世界基督教統一神霊協会」の最後の2文字に由来する略称ですが、「統一教会」という略称とも併用されてきたものです。 これは、言い逃れできませんね。正に大ブーメランと言うべきものですが、そもそも小沢氏はかつて、40代半ばの若さで自民党幹事長に就任し、辣腕をふるった人物。 それこそ長年にわたり深い関係を築いた旧統一教会と自民党の流れの中で、最高幹部のひとりとして無縁でいられたはずがありません。 (参考映像)「【CM】自由党 小沢一郎」2016/2/15 Kazz446 https://youtu.be/FRfoC0WD6VY 【「かつて統一教会側に候補者擁立をもちかけてきたのは、小沢一郎氏だ」…】 旧統一教会で選挙をかつて担当してきた人物は、こう話しています。 「小沢一郎さんはさかんにツィッターなどで『統一教会イベントに参加したり、関係がズブズブな自民党議員はなぜ処分されないのか』『党内調査は単なる幕引き宣言で、事実を隠蔽している』と批判していますが、それなら自身が関わっていたことを詳しく明らかにしてはいかがですか。どの口が言うのかと思います。かつて教団側に『候補者を出してくれ』と強くもちかけてきたのは、他ならぬ小沢一郎さんその人だからです」 この関係者は、小沢一郎氏が自民党幹事長として統一教会側に働きかける中で立候補させたケースとして、1990年(平成2年)の衆院選で大阪3区の候補者のことを教えてくれました。中選挙区の時期のことですが、この同選挙区では2人目の自民党公認候補であった阿部令子氏は、れっきとした信者だったと旧統一教会関係者は言います。 「阿部さんは名古屋市で高校生など若い層への布教、勧誘活動に従事した後、『霊能者』としていわゆる霊感商法に関与していました。合同結婚式で結婚もしています。その後、当時の自民党大物議員である渡辺美智雄元大蔵大臣の私設秘書となり、そうした経過を経て小沢さんの要請も受け、渡辺議員にも推薦されて自民党公認候補となったのです」 「当時の大阪3区には、日本共産党で大変人気のある女性議員、菅野悦子氏が現職の一角を占めており、阿部さんはこれに対抗して引きずり下ろすことを目途に出馬させたのです。そのため、阿部さんは党の重点候補ということになり、渡辺美智雄代議士や山崎拓元幹事長も選挙中、応援に駆けつけました」 「しかし、阿部さんが教団の有力信者だったことに感づいた朝日新聞が選挙前から『宗教団体との関係めぐり波紋』などと特集記事を書き、追及キャンペーンをやりました。同紙記者の質問に対して、小沢幹事長らの指導を受けて『自分は一度も教団信者だったことはない』と答えていたのですが、教団による自民党候補の応援は半ば公然の事実だったので、『応援を受けていないのか』との質問に対して阿部さんは『いくつもの宗教団体からもご指導、ご来援をいただいている』と答えました。これが『事実上、信者であることを認めた』とフレームアップされ、対抗する共産党側にも徹底して使われてしまうことになりました。結果として、定数5の範囲に届かず次点で終わったのです」 やはり、党活動の中枢を握る幹事長として、小沢一郎氏が旧統一教会と深く関わっていたのは当然だったのでした。その後も、金丸信自民党元副総裁に付き従った小沢氏は、1992年に米国での投獄歴のある統一教会創始者の文鮮明師が来日する際、入国の障害をクリアするために協力したともされています。 「小沢さんは、自民党と教団の関係の詳細、実情をよく知る立場でした。自民党から離れた後も、新生党、新進党時代を通して教団との関係を保ち続けていました」(前出統一教会関係者) 立憲民主党や日本共産党が「政界と旧統一教会の癒着」などの問題を臨時国会で追及するというなら、小沢一郎衆議院議員をまず自分たちで聴聞会にでも出させて”追及”し、その内容を国民の前に明らかにするべきではないでしょうか? (参考映像)「【山本太郎】 小沢一郎の意外な人格を暴露!【切り抜き】」2021/9/11 山本太郎の切り抜き新選組 https://youtu.be/GjTP933oibw
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