ただ勝てないということは戦争が出来ないという事だから非常に都合が悪い。
そこで戦争自体は出来るように最終兵器は無しのお約束にして貰いたい、戦争は国際問題解消のための手続きで、何もロシアとだけやるもんじゃないんだから、という事実上のアメリカの条件付き講和案だ。

対艦弾道弾や標的へ光の速さで届く対空レーザー等は空母や戦闘機を無力化してしまうゲームチェンジャーだ。
大金をかけて整備して維持していてしかも先進国の軍事的優越を担保する材料であるそれの価値を守るのはロシアの利益でもある。

つまりアメリカは今回の事は水に流そう、お互いの利益を守るためにこれからの事を話し合おうじゃないか、と持ちかけているのだ。

外相がヒトラーがユダヤ人であることまで公言し、大統領があれは間違いだ、ヒトラーはロスチャイルド家の人間だからイギリス人だったと言い放ちイスラエル首相がまあそれならいい事にしよう、さあ仲直りだとかこれまでなら考えられないようなやり取りをアメリカ抜きでやっている様子を見てるとロシアはどうやら戦後レジームを本気で変える気だとわかる。

レジームをひっくり返すならアメリカは今後ロシアの思い通りにされてはかなわんから変更の内容に口を出したい。

落とし所によってはロシアは乗るかもしれんよ。