. 「グローバリストが実際に望んでいることは何ですか」 (ブランドン・スミス著書より)
グレート・リセットって何ですか。それは本当に起きるのか 2008年に起きた世界大暴落がをきっかけに、初めてリセット計画が浮上した。この年に始まり、何年にもわたって市場に不安を与え続けた国際的な信用崩壊の火蓋が切られたばかりの時、当時IMFのトップだったクリスティーヌ・ラガルドは、「グローバルな中央集権化」を突然声高に言いだした。2014年にラガルドは世界経済フォーラムで「グレート・リセット」という概念を正式に発表した。その後、WEFでクラウス・シュワブが第4次産業革命の概念を発表し、より優れたグローバル統治手段として、人々が人工知能(AI)に目を向ける世界について語っている。最終的には法律もAIに委ねられ、裁判所もロボットが運営するようになるだろうと言った。もちろん、そのような大変化は「経済の解体と犠牲」を経なければ起こりえない。つまりグレート・リセットとはカオスであり、第4次産業革命とは計画された "人工的な秩序 "なのだ。国家指導者と密接な関係にあり、意図的な崩壊によってリセットを強制できる立場の銀行家がまさにグレート・リセット推進者である。 グローバリストが実際に望んでいること@ 世界経済の完全な中央集権化
すでに世界経済の中央集権化が進んでいることは知られているが、これが本当に意味するところを理解されていない。各国の中央銀行はIMFと国際決済銀行のメンバーであり、そこから命令を受けるが、グローバリストが目指しているのは、IMFを通じたグローバル直接支配である。言い換えれば、各国の中央銀行を代理人として密かに経済を操作するだけでは不十分で、支配者として表舞台で采配ふるうことを望んでいる。中央集権化の究極は、自由市場という概念を消し去り、一握りの人々が貿易やビジネスのあらゆる側面を管理できるようにすることである。単に影響力を持つだけでなく、世界的な中央銀行を実現し経済帝国を目指す。そのために、まず世界単一の通貨計画を実行しなければならない。 グローバリストが実際に望んでいることA 世界単一の「デジタル通貨システム」 IMF は2000 年以降、特別引出権(SDR)バスケットを世界通貨の基盤にすること について話してきた。IMFはこのSDRシステムがデジタル化されることをほのめかしている。そのために必要なのは、国民にショック(恐怖)を与えて、コンプライアンス(規則)に従わせるための適切な種類の危機(クライシス)だけである。ドルの世界基軸通貨としての地位がますます疑問視される中、グローバリストはこの機会にデジタル通貨を解決策として国民に提示することは間違いない。IMFが事実上の世界中央銀行となり、単一の通貨メカニズムを通じてすべての国の経済を舵取りするようになるだろう。 ミクロ経済の面では、一人ひとりがデジタル通貨や暗号通貨に依存するようになり、取引におけるプライバシーは完全に排除される。すべての取引は追跡されるが、お金の追跡について説明する必要はありません。 グローバリストが実際に望んでいることB 世界規模の社会的信用システム「デジタル・パスポート」 グローバリズムに内在する悪は、最近のロックダウンと医療専制の暴力的な推進によって、明らかになった。コロナの感染致死率の中央値は、わずか0.27%であったにもかかわらず、WEFの政治家や世界のリーダー達は、「コロナによって人々の生活を完全に支配する権利をに入れた」と宣言した。クラウス・シュワブ(WEF)は、コロナパンデミックは「グレート・リセット」と第4次産業革命の始まりであり、変化の完璧な「機会」を提供したと嬉しそうだ。WHOを使って進める世界パンデミック条約は人類にとって致命的な悪である。 しかし、ワクチン・パスポートは、ありがたいことにアメリカの保守的な赤の州の多くで破れ、西側世界の大部分で完全に撤回されることになった。多くの青い州や他の国々が権威主義に直面している一方、赤い州には自由が戻り、これはグローバリストに予期しない問題を引き起こした。世界的な医療ディストピアを制定するのは難しくなったのだ。 ワクチン・パスポートは、中国で使われているような大規模な社会的信用システムの始まりである。あなたの就職や食料品店での買い物、さらにはお金へのアクセスをシャットダウンする力を持っていたらと想像してみてください。集団に従わなければ、通常の生活必需品にアクセスすることは不可能になる。まさにグローバリストが望んでいることである。 グローバリストが実際に望んでいることC 2030年までに「あなたは何も所有せず、幸せになる」 シェアリングエコノミー(「ステークホルダー資本主義」と並列して言及されることもある)は、WEFで一時話題になった概念である。メディアはことあるごとに、この計画は存在しないと主張し、嘘や偽情報だと流そうとしたが、やはり公然と認められている。シェアリングエコノミーは、本質的には共産主義的な経済だが、ソ連に住んでいた人たちでさえ経験する必要のなかった奇妙なミニマリズムである。その構造は、人々がセクション8スタイルの住宅に住み、キッチンやバスルームを共有し、ほとんどプライバシーがない、一種のコミューンに基づいた社会と表現されている。財産はすべて借り物。自動車はすべて共有、交通機関はほとんどが大量輸送、コンピューター、電話、調理器具などの基本的な個人用品は共有または借り物。WEFが言う「あなたは何も所有しなくなる」。このような社会を主張するのは、もちろん「気候変動」と地球のために生活水準をゼロに近づけ、神聖な財産所有の理想を放棄することを求めているからである。 グローバリストが実際に望んでいることD 人類が団結できる共通の敵、「地球温暖化の脅威」でっち上げ 炭素による地球温暖化が茶番であることはさておき、NOAAによると、世界の気温は1世紀の間に1度しか上昇していない。このデータは、気候科学者が何年も隠そうとしたり、ごまかそうとしていたものであるが、今や誰もが見ることができるようになった。人為的な地球温暖化の証拠はない。全くない。少なくとも1972年以来、ローバリストは環境保護を中央集権の口実にしようと画策してきた。彼らは「世界革命」のために地球温暖化を利用しようとしているのだ。 人類が団結できる共通の敵を探しているうちに、公害、地球温暖化の脅威、水不足、飢饉などがその条件に当てはまるという考えに至った。確かに、これらの現象は、共通の脅威となり、皆で立ち向かわなければならない。しかし、その危機はすべて、自然のプロセスに対する人間の介入によって引き起こされたものであり、それを克服するためには、生活と行動を変えることが必要である。何のことない、真の敵はわれわれ人類自身ということになる。人類を騙して一つの旗の下に団結させるためには、共通の敵を作り出さなければならず、エリートたちは、人類自身が引き起こした環境破壊を最高の動機付けと見なしているのである。 グローバリストが最終的に望んでいるもの、それは グローバリストが最終的に望んでいるのは、自由と個人の繁栄から、古代の封建制のような非常に古いやり方への潮流の逆転である。エリートや国家が所有する土地で働く農民となる以外、自ら土地を所有することは決して許されない。唯一の違いは、過去の封建的な帝国では、階級制度のために農民は土地を所有できなかったが、今回は、土地も含めて何もかも所有することが許されない。なぜなら、何かを所有しようとすることは「利己的」であり、地球を破壊することだからである。
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