世界の基軸通貨が金とのリンクを維持すれば、世界の通貨交換(為替)は安定する。だが、金とのリンクを停止すると、世界の通貨交換は金の枠組みから自由となり、為替はフロートになる。すると、各国の通貨は膨脹しバブルとなる。 そして約40 年後に破裂。パニックが発生し、通貨は再び金とリンクさせ、固定為替にもどす。この繰り返しになっている。 人間は、金と1対1になった通貨を、紙切れでなく金と同じ価値をもつと連想。金を保有しない各国通貨もドルとリンクさせるので、為替は固定化できるのです。もし40 年後にバブルが破裂すると、複数の基軸通貨が金とリンクし固定為替制度になる。 だから、「発行する国債又は通貨発行高を保有する金とリンクさせる」とドルとユーロが約束すれば、為替の乱高下と、国債をデフォルトする危機は収束できると断言できるのです。 今回は国家が金の買い手になるので、一オン3500 ドルになる。 ロシア中央銀行は数日前、金を固定価格で買い入れると発表した。個人による金の購入にかかる税金が廃止されました。 金1グラム5000ブルで固定,1トロイオンスが32グラム,1オンスの金が16万ルーブルとするとドル換算でなく1オンス1928ドルでなく,ルーブル使用になると1オンス1600ドルであることになる。 EUは,金でルーブルを買うか,石油やガスの代金を金自体で支払わなければならなくなる。 金と連動する通貨でなければダメということになる。日本はドルの負債を捨てなくてはならない。 人類はドルやユーロでの貯蓄を,土地や食糧,原材料などより安全な投資に切り替えることになる。 文字通り自分のお金をルーブルに換えて、ドルやユーロを処分する。ロシアが今やったことは、核爆弾を爆発させたのと同じ金融的な意味合いを持っている。 人身売買と生物兵器のバイデン親子はそのために世界戦争を計画しているが,今回はそのようなことにはならないはず。それも円が一ドル60 円台を越えるか、欧州連合の一国で債券がデフォルトされるなどで米国も金本位制を宣言せざるを得なくなるからです。 最初からドルとユーロが一緒に、債券や通貨発行高を金とリンクさせれば、より長期間安定できるのですが、ユーロは「ドルの寿命を延命させるだけだとか、自己責任をとらない国は除名脱退すればよい」と、お互いのテレトリー(縄張り)の既得権益擁護が障害となり、簡単に収束できないのです。 日本の財務官僚は,米国の顔色をうかがって一ドル360 円は五分の一に暴落して、国益に甚大なる損失を与えた。 そこで、33 年のルーズベルト大統領にならい、金の輸出輸入を国家管理にし、原価百円の1万円札紙幣で、国民から金価格相場にプレミヤムを付けて買上げると、円は間違いなくドルとユーロと共に、25%の金を保有して、第三の基軸通貨となる。 そして、現在進行形の第二次世界恐慌は、今回はドル・ユーロ・円が、世界の75%の金とリンクすることで収束できる。しかしロシアが先行したので,中国の元とロシアのルーブルにもチャンスが出てきたと言える。 そこでキン価格が1オンス3500ドルで安定,ピークで8000ドル行く可能性がでている。
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