ドルの一極集中の終焉は1972年のドル本位制により強化されたが,2020年に賞味期限が切れています,基軸通貨から複数通貨制,新基軸通貨制にならないと混乱は沈静化しません,悲劇は二幕,三幕と続きます。米国は世界の安定のために金本位制を宣言することです。 会議の声明や国際協定でなく、旧基軸通貨と新基軸通貨の金保有高を、対立要素として統計分析しないと「金バナレ/金ガエリ」の周期は見えない。 人間は、金と1対1になった通貨を、紙切れでなく金と同じ価値をもつと連想。金を保有しない各国通貨もドルとリンクさせるので、為替は固定化できるのです。 今回は,「発行する国債又は通貨発行高を保有する金とリンクさせる」とドルとユーロが約束すれば、為替の乱高下と、国債をデフォルトする危機は収束できると断言できるのです。 でも、米国の政治と経済の指導者は、欧州連合の一国で債券がデフォルトされるか、円が一ドル50 円台を越えるか、金とリンクすることを絶対に決意しない。それは,お互いのテレトリー(縄張り)の既得権益擁護が障害となり、簡単に収束できないのです。 そのために世界は,ドルは25%の金しか保有していないので、世界の通貨と信用は、再び不安定になり世界恐慌や戦争により血がどんどんいつまでも流れます。今ある米国の金の殆どはメッキで切り上げして誤魔化そうとしていますが,すでにバレています。 そこで、ユーロは各国が保有する金合計の約25%のユーロ通貨の発行高&ユーロ共通債券とリンクさせざるをえません。そして中国、ロシア、インド、ブラジル、豪州、南アフリカの通貨が、第三の世界の基軸通貨をめざしています。 そして、バルブで支えている景気が作裂し、外国投資が引上げられ戦争で血が流れるので金買いどころではなくなります。 今回は,1933 年のルーズベルト大統領にならい、金の輸出輸入を国家管理にし、原価百円の1万円札紙幣で、国民から金価格相場にプレミヤムを付けて買上げると、日本、中国、ロシア、インド、ブラジル、豪州、南アフリカは間違いなくドルとユーロと共に、25%の金を保有して、第三の基軸通貨となれる。 現在進行形の第二次世界恐慌(金融・信用・コロナワクチン・戦争・食糧危機)は、今回はドル・ユーロ・円が、世界の75%の金とリンクすることで収束できるが,アカ(共産主義者)やウクライナの人身売買と生物兵器生産などにより叩かれ挫折させられ,通貨史や経済史は、この事実を欠落させてしまうだろう。しかし時間とともに,ドルの一極集中の終焉であることに世界が気付くまで10年はかかるかも知れない。
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