ニクソンはドルの世界タイトルを防衛したが…その終焉を迎えるのです。 第二次金本位制により,世界通貨は,ポンド支配からドル支配となった。しかし、このポンド中心からドル中心に移行した事実が公認されたのは、第二次大戦後だ。為替のポンド表示がドル表示に切り替わるには、さらに十年かかった。 1934年、ルーズベルトは、米国民のキンの売買と輸出入を禁止し、キンを買上げた。すでに上昇していたキン価格は約五割上がって、1オンス35ドルで固定された。このキンの公定価格が、38年後の1972年のニクソンショックまで遵守され、為替の固定制度を維持させた。 1972年ニクソンに、ドルとの交換を拒絶されたキンは急上昇し、世界の75%のキンを温存したドルはキンとみなされ、かえって「ドル本位制」は強化された。かくて、世界に浮遊するドルを、キンと均衡させるため、値上がりが放置された。そして日本に輸出の神風が吹いた。 キンの束縛から開放された通貨は、世界の信用を膨張させる。その膨張したエネルギーが出口を求め、石油や外債や株式にバブルを発生させたのです。 金本位制という表現は、時代によって役割を変更しているため誤解をまねくが、あえて、紙幣とキンの交換ルールを「金本位」と表現すれば、各国の通貨発行の限度として、保有しているキンの価値を使用することになる。 フリードマンなど、通貨の需給で、経済と政治を、見かけの関係で一緒くたに論ずるマネタリストに多い。 世界のエコノミストの中に、紙幣とキンを交換する第一次金本位制を復活させるべきだと主張する人はゼロである。再び、国と国の貿易赤字の決済にキンを使うべきだと主張している人もゼロである。 しかしドルが暴落するたびに、米国財務省内で議論される。その目的は、崩壊しつつあるドル本位制度をテコ入れする選択肢の一つとしてだ。だが、金利を上げて、貿易黒字国からドルが還流されると、この案はお蔵入りになってきた。でも今回はもう賞味期限が切れ,米国は「保有しているキンを尺度に通貨を発行する」キン返り政策を採用せざるをえなくなる。 それはキン保有高のことではない,世界の準備通貨と各国の保有する国債で、ユーロがドルを上回りつつあることだ。そのため、ドル暴落は不可避となる。しかも米国のキン保有高は世界一なんだけど,殆どメッキで25%しか現在は保有していません。 こうして、ニクソンのキン離れによる為替フロート制は終わる。そして、世界の為替システムは、まず、ドルとユーロ通貨に各国がリンクする固定レート時代へ移行する。次に、国家がキン買いの主役となるキン獲得競争の勝者が三極目&四極目の世界通貨となる。 ニクソンにより世界に浮遊しているドルは、間接的にキン価格に吸収され、ドル本位制を強化させたが、これはエコノミストの目には見えない。 別の表現をすれば、世界の通貨システムは、ドルとキンの交換が停止されると、ドルとキンを同一視し、ドル一国通貨による世界支配を一層ハッキリとさせるのが見える。このドルとキンの同一視は、最初の紙幣が、キンとその預かり証と同一視されたのと同じだ。 この結果、世界の通貨はキンの束縛から開放され、膨張を加速した。その膨張は、地球の内部で底動するマグマに似ている。巨大なドルのマグマは出口を求め、地震や火山爆発のごとき突発的な災害に、人類を巻き込むことを不可避にしたのです。 為替表示はドル単独表示から、複数通貨制(ドル・円・ユーロなど)通貨表示に移行する。この世界の通貨体制は、キンに代わる国際通貨システムを構築しないと、再びバブルを繰り返す。 キンを大量に保有する国の通貨が世界通貨であることは、それ自身矛盾し、信用の膨張が避けられない。キン返りによって、キンが世界通貨の信頼を直接支え、為替を固定化することに成功しても、時間とともに、キン相場とキンの公定相場との乖離が再発する。 そこで考えられたのが,金融システムのリセットです,「QFS量子金融システム」への本格的な切り替えが実施されベーシングインカムや無税国家の実現に向かうだろう。 これによりウクライナ危機を作り出したのは、ネオコン(DS・人食い)達を操るジョージソロス!!らだが,この極悪人らの「最新生物兵器施設破壊」や「人身売買」米ドルの大崩壊。DS大富豪沈没します。 ところが商品の優位性をもつ円が、円安では世界貿易の不均衡は是正できない。そのため心ならずも円は、キンとリンクし基軸通貨になるはずです。それは日本の商品の優位性が2040年まであるからです。
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