http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/725.html
Tweet |
岸田首相「アベノマスクで流通回復」も真っ赤な嘘! 総事業費486億円超のデタラメ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299191
2021/12/24 日刊ゲンダイ
アベノマスクの愚策は底なし(C)日刊ゲンダイ
今世紀始まって以来、最悪と言っていいアベノマスクの愚策は底なしだ。岸田首相は今年度末をメドに在庫8000万枚超の廃棄を決めたが、処分費用に6000万円を要する見通し。総事業費は当初想定の466億円を20億円も上回り、政府弁明も真っ赤な嘘だ。
【写真】この記事の関連写真を見る(51枚)
会計検査院の報告によると、マスクの調達契約に442億6338万円(3億1811万枚分)、汚れ付着や髪の毛混入などの発覚による検品業務委託に7億75万円、在庫の配送・保管費用に6億96万円(今年3月まで)を計上。さらに在庫の「不良品率15%」を判明させた検品費用20億9000万円、処分費用6000万円、来年3月までの保管費に9億円ほどが加わり、総事業費は約486億円に達する。
1枚当たりのコストは約152円。今年度補正予算に組まれた学生支援緊急給付金(675億円)に迫る額で、住居確保給付金(100億円)の実に5倍弱に当たる。
岸田首相は廃棄を表明した21日の会見で、アベノマスクの政策効果をこう評価していた。
「昨年の春は未知のウイルスへの不安の中、多くの国民の皆さんがマスクが全く手に入らず、お困りでした。政府が布製マスクを全国民に配布するとしたことで、その後マスクの製造、流通が回復し、今ではマスクの不足に対する心配は完全に払拭されるなど、初期の目的は達成されました」
昨年4月の不織布マスク輸入量は前年比2.57倍 |
政府弁明は真っ赤な嘘(21日、廃棄処分を表明した岸田首相)/(C)共同通信社
安倍・菅政権の「需給逼迫解消」との言い分を踏襲したようだが、これは嘘っぱち。国内流通量の約8割は輸入品。財務省の貿易統計によれば配布前に不織布マスクの輸入量は回復し、市中に出回っていたからだ。
昨年1月の輸入量は前年同月比15.09%増の約1515万キロ。未知のウイルスに世界がパニックに陥り、マスク争奪戦となった2月は同43.72%減の約473万キロとなったが、3月は10.09%減の約869万キロまで戻した。以降は完全回復。配布を始めた4月は2.57倍の約2587万キロ、5月は3倍超の約3015万キロに急増した。アベノマスクと流通量は相関関係になく、血税を浪費しただけなのだ。
事前に岸田首相から廃棄を知らされた安倍元首相は「一定の理解を示した」などと報じられているが、オトシマエをつける気はないのか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK284掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK284掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。