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石原伸晃氏の言動が象徴「カネかイノチか」が自民党政治の本質 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/298777
2021/12/16 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
石原伸晃氏(右)の“名セリフ”は個人の哲学というよりは…(左は、岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
石原伸晃内閣官房参与のあまりにもみっともない辞め方は、彼がかつて環境大臣として原発事故による汚染土の中間貯蔵施設について被災地を説得する立場でありながら、「最後は金目でしょ」という“名セリフ”を吐いたことを思い起こさせた。これが彼の人生哲学であり、自分がそうなのだから他の人もみなそうで、札束で頬を叩けば誰だって言うことを聞くに決まっている、ということなのだろう。
「しかし、これって石原氏個人の問題ではなく、自民党政治の本質ではないか」と、ある野党議員がこう語る。
「この10年ほどを振り返っても、与野党が意見が分かれる重要な問題の多くが、突き詰めると『カネかイノチか』の選択に行き着く。自民党はいつもイノチよりもカネでしょう。イノチに関わることもカネで押し通してきた」と。
確かに、原発がまさにそれで、ひとたび事故を起こせば取り返しのつかないイノチの危機が生じ、しかもそれが何年でも何十年でも続くと誰もがうすうすは知っていても、原子力ムラは地元に巨額の交付金や補助金や協賛金を浴びせかけて抗議や疑問の声を封じてきた。
辺野古をはじめとする沖縄の米軍基地も同じで、少女が暴行されたり女性が殺されたりヘリが墜落したり、米軍によって県民のイノチが脅かされているというのに、「特定防衛施設周辺整備調整交付金」をどんどん増やしてカネの力で「オール沖縄」の希望を打ち砕こうとする。
「総選挙も、カネかイノチか、自公連立か野党共闘か、と鮮やかな対立軸を立てて闘えばもっと分かりやすかったのに」と言うと、その議員は「どうもわれわれは細かい議論ばかりで、そういう大きな旗の立て方が下手なのかな」と反省しきりだった。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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