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倉庫に眠る「アベノマスク」8000万枚…年間保管料に血税9億円“無限ループ”の愚
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298770
2021/12/15 日刊ゲンダイ
引き取り手なく倉庫に眠る8000万枚、有効活用に固執するが…(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
総事業費500億円を投じ、2億9000万枚も買い上げたアベノマスク。サイズが小さかったり、感染予防に不適切な布製であるため、ほとんど引き取り手が現れず、倉庫に眠ったままだ。それでも岸田政権は有効活用に固執。14日の衆院予算委員会でも呆れた答弁を連発した。
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◇ ◇ ◇
3月末時点のアベノマスクの在庫は8272万枚、107億円分。介護施設などへの随時配布により、10月末時点では8130万枚になっているが、7カ月でわずか142万枚しか減っていない。在庫一掃には33年かかる超スローペースだ。
厚労省によると、昨年8月から今年3月の8カ月で6億円もの保管料がかかっている。1年に換算すれば9億円である。
厚労省は、介護施設への配布に加え、災害備蓄、自治体や住民への配布などに活用し、在庫を減らそうとしているが、前途多難だ。
後藤厚労相は「需要見通し」答弁できず
14日の衆院予算委で立憲民主党の逢坂誠二代表代行はアベノマスクの不良在庫がはける年数と保管料について質問した。後藤厚労相は「将来どういう需要があるか定かではなく、(年数が)どのくらいかかるかお答えしにくい。保管費用はもう少し安くできないか、努力をしている」と苦しい答弁だった。
大臣が「需要の見通し」すら答弁できないシロモノに巨額の保管費用を投じて、抱え続けるのはどうかしている。
岸田政権は有効活用に固執 |
究極の無駄遣い(需要見通しの答弁が出来なかった後藤茂之厚労相=衆院予算委、14日)/(C)日刊ゲンダイ
大手物流会社の担当者は「8カ月で6億円はかなりおいしい金額です。しかも、滞留しているから、いつまでも置いてもらえる。うらやましい」と話した。
保管料のコストダウンの余地はありそうだが、経済ジャーナリストの井上学氏が言う。
「保管料を多少安くして、アベノマスクの在庫を持ち続けるつもりかもしれませんね。しかし、今さら、新たな需要を掘り起こし、有効活用するのはほぼ100%無理でしょう。使えないものをだらだらと保管するのは究極の無駄遣い。民間企業では考えられません」
逢坂氏が「廃棄はあるのか」と尋ねると、岸田首相は「まずは有効活用の道を探りたい。その上で費用対効果の点からしっかり検討させたい」と答弁。活用が大前提なのだ。
「アベノマスクの廃棄は、安倍政権の目玉政策を否定することになり、岸田首相が躊躇しているのかもしれません。ただ、この問題は決断に時間がかかればかかるほど、保管料が膨れ上がります。すみやかに廃棄の決断をすべきです」(井上学氏)
石原伸晃元自民党幹事長の内閣参与辞任や10万円の全額現金給付は世論が方針を転換させた。アベノマスクの不良在庫一掃も世論が追い込むしかない。
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