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石原伸晃氏“最後は金目”で内閣参与スピード辞任の因果応報 岸田政権には大ダメージ!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298610
2021/12/11 日刊ゲンダイ
「金目」がキッカケで「ただの人」に逆戻り(C)日刊ゲンダイ
自民党の石原伸晃元幹事長が10日、内閣官房参与を辞任。「体力・能力ともにある」と胸を張った就任から、わずか1週間というスピード辞任のキッカケは「金目」の問題だ。
今週7日に伸晃が代表を務める自民党東京都第8選挙区支部が昨年、計60万円の雇用調整助成金を受け取っていたことが発覚。参与辞任は、その不自然な受給を説明できない証拠だ。
もっとも、起用が決まった今月3日から、伸晃氏に対する世間の風当たりは日増しに強まっていた。ツイッター上では〈#石原伸晃の内閣官房参与任命に抗議します〉とのハッシュタグが氾濫。伸晃氏を批判した投稿が必ず“バズる”ことから、名前をモジった〈ノビテル〉というネットスラングまで登場した。
実際、〈ノビテル〉の呼び名通り「数字」は持っているようだ。作家の本間龍氏がこう言う。
「私が出演するユーチューブチャンネルで伸晃さんの話題を取り上げたところ、5万回近く再生されました。過去に出演した動画の中でも比較的多く視聴され、伸晃さんに対する世間の関心の高さがうかがえました。10月の衆院選で有権者が『ノー』を突き付け、落選した“ただの人”を参与に据えれば、世間の反発を買うのは当然。参与起用で注目されたために、雇調金の問題も大きく取り上げられ、政治不信の“スケープゴート”になってしまいました」
大した実績もないにもかかわらず、参与就任の際に「内閣にお役に立てるアドバイスをしたい」と意気込んだ伸晃氏の面の皮の厚さはもちろん、起用する方もどうかしている。参与は出勤すれば、1日2万6400円が支払われる“極ウマ”ポスト。落選し、しかも雇調金を不適切に受給していた伸晃氏を起用した岸田首相が、任命責任を問われるのは間違いない。政権にとっては大ダメージだ。
2014年に原発事故に伴う中間貯蔵施設の建設を巡り、伸晃氏が「最後は金目でしょ」と暴言を吐いてから、はや7年。カネ絡みで辞任に追い込まれるとは、何とも皮肉だ。「数字」を持っているなら、いっそ“嫌われ系”ユーチューバーにでも転身したらどうか。
就任8日・・・石原参与が辞任 背景には何が?記者中継(2021年12月10日)
2021/12/11 ANNnewsCH
自民党の石原伸晃氏が内閣官房参与を辞任したことが分かりました。就任からわずか8日間で辞任となりました。政党支部を通じ、雇用調整助成金を受け取っていたことで就任直後から批判を浴びていました。
岸田総理:「石原内閣官房参与から、自民党東京第8選挙区支部の件は、公正な手続きにのっとった受給ではあるが、混乱を生じることで、総理の職務の遂行に迷惑をかけることは自分の本意ではない。よって内閣官房参与の職を辞任したいという申し出がありました。そう間を置くことなく、辞任ということになった。このことは、混乱であることは否めません」
石原氏は、総裁選では早くから岸田氏を支持し、選対顧問として岸田総裁誕生に力を尽くしました。しかし、1カ月後、自らの選挙では、1990年から無敗を誇っていましたが、初めて落選。比例復活も、叶いませんでした。
その石原氏を、岸田総理は、内閣官房参与に起用します。総理のブレーンとして、観光政策を担当。2万6400円の日当は、税金から支払われます。
落選した石原氏に助け舟を出すかのような人事に批判の声も上がりました。さらに、石原氏が代表を務める政党支部が、新型コロナで影響を受けた事業者に支給される、雇用調整助成金を受け取っていたことが発覚。政治資金収支報告書によりますと、金額は合計60万8159円、受け取ったのは去年の4月と5月分でした。
これには、自民党幹部からも批判の声が上がりました。
自民党・世耕弘成参院幹事長:「この制度を政治団体が使ったというのは、制度の趣旨に鑑みると適切ではないと思います。不適切だということが明らかになった場合は、できる限り速やかに返納されるべき」
自民党・福田達夫総務会長:「雇用調整助成金は本当に大事なお金だと思っていますし、しかも国庫的に非常に厳しいなかで、僕としては、そこを使わせて頂くという判断はしない」
任命から、わずか8日での辞任に、岸田総理はこう話しました。
岸田総理:「(Q.任命権者としての責任は)就任して辞任までの短い期間でこうなったことを考えると、混乱は否めませんし、その点については申し訳なく思います」
政治部官邸キャップの山本志門記者に聞きます。
(Q.石原氏の辞任の背景には何があったのでしょうか)
潮目だったと感じるのは、10日になって自民党幹部から「不適切」などとした批判的な声が相次いだことです。閣僚や政府高官などが辞任する際には、だいたい“予兆”を感じます。それをギリギリまで損得計算をするのが一般的です。ただ今回は、そういった雰囲気は全く感じられないまま、突然の辞任発表だったと思います。
国会は週明けから、岸田政権にとって初めての予算委員会が始まります。身内からも批判の声が出ているのであれば、野党の格好の追及材料になります。岸田政権では、10万円相当の給付のあり方について、まだ詰まっていないという混乱も抱えていて、この問題も国会の火種となり兼ねない状況です。
石原氏の問題は、今後の世論の風向きも意識して、まさに傷が浅いうちに決断をしたんだろうと思います。
(Q.岸田総理が辞任を促したことになりますか)
岸田総理から、今後の対応について電話をかけたという情報もあります。直接言わないまでも、ある意味、水を向けた形になったのかもしれません。
一方の石原氏は、来年夏の参議院選挙への出馬を模索しているという情報もあります。そうであれば、批判を抱えたまま進むよりも、スピード決着を図る方が良いと。
石原氏と岸田総理の利害が結果的に一致したという見方もできると思います。
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