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日本到着便「新規予約停止」を3日で撤回 朝令暮改ドタバタ劇の“戦犯”は誰だ?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298243
2021/12/03 日刊ゲンダイ
「オミクロン株」巡る水際対策強化をすぐさま打ち出した岸田首相だが…(C)共同通信社
新型コロナウイルスが新たに変異した「オミクロン株」の対応を巡り、岸田政権がドッタバタだ。日本到着便の新規予約を停止する水際対策の強化を打ち出したものの、わずか3日で撤回。政府内の情報共有不足を理由に挙げるが、マユツバだ。岸田首相は「重要なのは最悪の事態の想定」と繰り返し、危機管理能力をアピールしたのに、自慢の「聞く力」はもう萎えたと言いたいのか。
国交省は29日付で航空各社に対し、日本に到着する国際線の新規予約を今月末まで停止するよう要請したが、2日になって取り下げ。出張者なども含め、予約を取っていない日本人の帰国が事実上不可能となり、この前のめり措置に航空会社から「対応が厳しすぎる」との批判が上がったためだ。
岸田首相は2日、方針転換について「先月29日に3500名をメドに入国を抑制するという方針を明らかにした。これを受けて取り急ぎの措置として国際線の新規予約停止の要請が行われたと報告を受けている」「私の方から国交省に日本人の帰国需要に十分に配慮するよう指示した」などと釈明。斉藤国交相は1日夕方まで報告を受けていなかったとし、「情報の共有ができていなかった期間があることは反省したい」と不備を認めた。
保身とカッコつけ精神
邦人帰国の需要に配慮がなかった…(成田空港国際線到着ロビー)/(C)共同通信社
どうやら「戦犯は国交省の事務方」にしたいようだが、本当なのか。
「厚労省は従来、パイロットや客室乗務員(CA)については運航への支障に配慮して空港検疫の対象外としています。しかし、昨年末に英国から帰国したパイロットがアルファ株に感染し、家族にも陽性者が出た事態を受け、国交省が今年1月下旬から対象路線を指定。入国後検査の実施や公共交通機関を利用しないよう求めてきたのですが、先月からの入国制限緩和を受け、今月1日からワクチン接種完了者は対象外とする通知を出していた。それを把握した官邸側が昨年末と同じ轍を踏む懸念から、慌てて大網をかけ、30日以降の外国人新規入国停止を決定。その流れで日本到着便の新規予約停止へとつながっていったようです」(航空関係者)
オミクロン株ショックの中、制限緩和で拡散拡大を許せば、岸田首相が批判の的になるのは必至。その保身に加え、緩和停止で「慎重すぎるとの批判は全て私が負う覚悟」とリーダーシップをアピールした岸田首相のカッコつけたがり精神が、前のめり措置を招いたのではないのか。朝令暮改に振り回される企業や関係者はもっと怒った方がいい。
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