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元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2044997.html
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10月31日投票の衆院選に島根1区から立候補した亀井彰子(無所属、当時64)氏が、選挙ポスターに記されていた松江市内の住所に居住している気配が確認できた。立候補の背景に、亀井亜紀子(立憲民主党、当時56)前衆院議員の島根原発2号機の再稼働をめぐる立場への反発の可能性もちらつく。
同選挙には、自民党の細田博之(当時77)氏と両亀井氏の3人が立候補した。前職と名前の読みが同じ「かめいあきこ」が公示4日前に立候補を表明し、謎を呼んだ。元中学校の教員で、自民党政権を批判している。
結果は、細田氏が当選し、両亀井氏は落選。亀井亜紀子氏は比例復活できなかった。同選挙区の開票結果は、「亀井亜紀子 6万6847.067票」「亀井彰子4318.908票」などと、得票数に小数点が付いている。どちらか不明の票は、案文されたためだ。
亀井彰子氏の出馬理由は何だったのか。少しでも手掛かりがつかめればと思い、筆者は松江市を訪ねた。市民に聞いてみると、「売名行為ではないか」「混乱させるためでは」などの声が聞かれた。しかし、売名したいなら、きちんとポスター掲示や演説会を開くはず。混乱は確かにしたが、細田氏は前回より4000票以上減らしている。
政治に影響力を持ってきた地元のある名士に話を聞くことができた。男性はあくまで「評論」と断りながら、「亀井亜紀子は原発反対を掲げた。松江市内には全国で唯一、県庁所在地に原発がある。中国電力は再稼働を目指すが、亜紀子は住民投票で決めようと提案している。連合には旧同盟系がいて、自分たちの雇用維持のため、再稼働を渇望し、反対候補が比例復活できないようにしたいと思っていたのは事実。連合の芳野友子会長が立憲と共産との共闘について『失敗だった。連合の組合員票の行き場がなくなった』と発言しているように、その受け皿になろうとしたのではないか」。
筆者が「では、自民党の差し金ではないと」とただすと、「(自民党の)細田さんはそんなことはしない。自力で勝てると思っているから」と断じた。
合理的な見解である。島根原発2号機をめぐっては、原子力規制庁が9月15日、中国電力に審査合格を出している。これに対し、亀井亜紀子氏は再稼働の是非を問う住民投票の実現を訴えていた。結果を見れば、前回比例中国ブロックで立憲1位当選した亜紀子氏は、今回4位に甘んじた。いずれの回も同党は2人の当選者を出している。
亜紀子氏の比例復活を阻むためなら、彰子氏の出馬は目的を達したことになる。2人の主張は左派・リベラル色が濃く、似ている。選挙の際、NHKが行ったアンケートを見ると、いずれも憲法第9条への自衛隊明記に反対し、夫婦別姓に賛成している。彰子氏は基礎的財政収支黒字化目標を「達成すべき」と考える緊縮脳で、核兵器禁止条約の批准や同性婚にも賛成。亜紀子氏より左翼的に映る。「同志社大学卒業」「元教員」と申告された肩書きから、不自然さはない。
しかし、同アンケートで彰子氏は亜紀子氏と同じく、原発を「ゼロにすべき」、島根原発2号機再稼働「反対」と回答している。カムフラージュだろうか。亜紀子氏の票を割るには有効だが、これでは反自民・原発推進票を取り込めなくなる。自身の主張を広めることもできない。
彰子氏は立候補の後、「亀」を「象形文字」(本人談)の難しい「龜」に変更する届出をしている。こうした不可解さは彼女なりの良心と自尊心の表れなのだろうか。
このままでは今後、誰も安心して立候補できなくなる。これらの疑問を本人に直接ぶつけようと、手書きの選挙ポスターに記されていた住所を駄目元で訪ねた。家賃4万円台の木造アパート。その号室の扉には、「チラシ不要」の張り紙が。インターホンを押すと、女性の声が出た。
「亀井彰子さんでしょうか」
「そうですが」
「東京から来た市民記者ですが、この間の選挙のことでどうしても聞きたいことがあるので、教えてほしいんですが」
「すいません、答えられません。失礼します」
インターホンは切られてしまった。
彼女を送り込んだ勢力が選挙期間中だけ借りたのではないかとのちまたの臆測は覆されたようだ。しかし、もやもやは残る。立候補の意図が明確にならないことは、有権者にも本人の主張にとっても不幸ではないのか。
立候補の真意については、読者諸賢の判断に委ねる。
■亀井亜紀子ホームページ
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