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総選挙は終盤戦へ! 野党“女性刺客”候補が自公の大物も追い込む 大善戦の24選挙区
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296636
2021/10/27 日刊ゲンダイ
知名度は抜群の東京12区池内沙織候補(左)、支持率は上向きの東京8区吉田晴美候補(C)日刊ゲンダイ
4日後に投開票(31日)が迫った総選挙は激戦が続いている。予想以上に気を吐いているのが、前回2017年、自公に敗れた選挙区に送り込まれた野党の“女性刺客”だ。これらの選挙区で野党が議席を奪取すれば、与野党の勢力図は大きく変わることになる。
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自民党は最新情勢について、80選挙区で苦戦、50選挙区で接戦と分析し、30選挙区を重点区としてテコ入れを徹底するつもりのようだ。
野党の女性候補(前回比例当選含む)が善戦しているのは24選挙区に上る(別表)。
北海道5区は前回、町村信孝氏の娘婿の自民・和田義明氏に6000票差に迫った立憲の池田真紀氏が猛追。宮城1、2区は立憲候補がややリードする展開だ。
東京16区の自民・大西英男氏は女性蔑視発言を繰り返し、女性有権者からソッポを向かれている。JAXA職員の立憲・水野素子氏が差を詰めつつある。21区の立憲・大河原雅子氏は自民の小田原潔氏をややリード。
大阪2区は自民・左藤章氏、立憲・尾辻かな子氏に、維新の守島氏を加えた三つ巴。兵庫7区の立憲・安田真理氏は自民・山田賢司氏の背中が見えてきた。
現職大臣に迫っているのが、広島3区の立憲・ライアン真由美氏だ。公明の斉藤鉄夫氏は、支援を受ける地元自民の動きが鈍く、ライアン氏が追い上げている。
福岡5区でも、立憲の堤かなめ氏が、大臣経験者の自民・原田義昭氏に対し互角の戦いに持ち込んでいる。
東京8区と12区に注目
野党女性候補が善戦する24選挙区(C)日刊ゲンダイ
何といっても注目なのが東京8区と12区だ。
東京8区は自民・石原伸晃氏が連続10回当選している選挙区(うち2回は8区を含む旧4区)。れいわの山本太郎氏が出馬表明を撤回し、野党が立憲の吉田晴美氏でまとまった。自民党の最新調査によると、先週よりも差が広がり、石原氏は大苦戦を強いられている。
東京12区は公明と共産の戦いだ。公明代表だった太田昭宏氏の後継・岡本三成氏(比例北関東から鞍替え)は、やはり太田氏に比べて圧倒的に知名度不足。対する共産の池内沙織氏はこの選挙区から4度出馬し、14年には比例で復活当選している。ややリードしている岡本氏を逆転する可能性が出ている。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「自民党は男社会ですが、野党は女性が力を発揮する環境があり、実際、優秀な女性が活躍しています。今回の野党の女性候補も職業人や地方議員として実績を積んできた人が多い。経験をもとに訴えるので有権者の心にも響くのでしょう」
この24選挙区は、投票率が低ければ、組織力のある自公が逃げ切る可能性が高い。逆に、無党派層が投票所に足を運び、投票率が上がれば、次々とひっくり返るかもしれない。
*番外編を【動画】でご覧いただけます。
【古賀茂明】衆院選2021「5つの争点」と「4つの負のレガシー」【ONEPOINT日刊ゲンダイ】
2021/10/22 日刊ゲンダイ
10月31日投開票の衆院選で“安倍・菅政治”は変わるのか。元経産官僚の古賀茂明氏は「有権者は過去の実績をよく見たほうがいい」「自民党には5つの大罪がある」と指摘する。 古賀氏に詳しく聞いた。【チャンネル登録、よろしくお願いします!】※2021年10月21日収録
◆古賀茂明氏の日刊ゲンダイ掲載コラムはこちらで
https://www.nikkan-gendai.com/articles/authors/343
◆「古賀茂明の時事・政策リテラシー向上ゼミ」はこちらで
https://lounge.dmm.com/detail/1504/
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