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【広島3区】河井事件の“震源地”に岸田首相登場で自公大騒ぎも…市民は冷め切っていた 2021衆院選 激戦選挙区ルポ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296522
2021/10/25 日刊ゲンダイ
“鬼の形相”で絶叫する公明党の斉藤鉄夫候補(左は、岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
「勝たせてくださーい!」
21日夕、肌寒い秋空の下に集まった約1000人の聴衆を前に“鬼の形相”でこう絶叫したのは、公明・斉藤鉄夫候補だった。演説開始から10分弱、広島市の郊外、JR可部線「緑井駅」前のロータリーに買い物客が行き交う中、周囲と不釣り合いな3台の黒塗りのセダンが乗りつけた。
屈強なSPに続いて車を降りて現れたのは、岸田首相だ。その周囲をすぐさま、待ち構えていた県議、市議らが取り囲み、拍手を送る。河井元法相夫妻による19年参院広島選挙区の買収事件の“震源地”は、地元出身の宰相誕生で、沸きに沸いている。
この日は岸田首相の応援に先駆け、公明党の山口代表も現地入り。昼すぎ、広島広域公園駐車場での斉藤氏の演説会に駆けつけた。聴衆からは「なっちゃーん!」「頑張って」と声が上がる。市街地から車で約30分というロケーションながら、集まった聴衆は約500人。選挙カーからは「サイトウ、サイトッ、サイトーッ♪」と軽快な音楽が流れ、ちょっとした野外フェスのような雰囲気だ。澄んだ青空と、黒スーツで身を固めた県政関係者のギラついた笑顔が、異様なコントラストをなしていた。
「キッシー効果はスゴイ」と、日刊ゲンダイ記者に笑みを浮かべながら話すのは、自民党県連幹部だ。こう続ける。
「事件後は、そりゃあ、後援会関係者から『自民党は何やってんだ』というお叱りを受けましたよ。もともと3区から出る予定だったウチの石橋(林太郎)に比例に回ってもらい、斉藤さんを与党統一候補として支援すると決まった時は、公明党とのしこりも生じた。でも、広島出身の岸田首相の誕生で、そんな不安はほぼ吹き飛んだ。河井夫妻からカネを受け取った県議や市議は、表では動けないが、キチンと支持固めはやっている。選挙戦の手応えはかなりいいね」
「投票する気になれない」 |
自公の県政関係者は総じて鼻息が荒いが、市民は冷め切っている。
「メディアや政党の世論調査で、『投票先を決めていない』と答えた層が、県内全7区のうち、3区だけ突出して高い傾向にある。市民からは『投票する気になれない』と失望の声が上がっています。事件の余波が吹き飛んだとは言い難い状況です」(地元関係者)
街にも冷ややかな空気が流れている。昨年9月に菅首相が誕生した際は、横浜の地元商店街では祝意を示す横断幕が掲げられ、セールも実施されていた。ところが岸田首相の選挙区(1区)の広島市中区にある商店街には岸田首相の「き」の字もない。
対する立憲のライアン氏は毎朝夕の街宣を必死にこなす。本人は「『頑張れ』『負けるな』という声を頂戴している」と話した。冷め切った民意を掘り起こせれば、大波乱もあり得る。
(取材・文=小幡元太/日刊ゲンダイ)
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