http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/747.html
Tweet |
問われるのは過去 ブレまくり岸田文雄首相の「未来選択」にだまされるな それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/296431
2021/10/23 日刊ゲンダイ
衆院選は「9年間のアベスガ政権をどう評価するか」が問われている(C)JMPA
岸田文雄が、今回の衆議院選挙は「未来選択選挙」だとして、「コロナ後の新しい未来を切りひらいていけるのは誰なのか選択いただきたい」と発言。だったら、最初に選択肢から外れるのは自民党だろう。
だまされてはいけない。問われているのは未来ではなく過去である。安倍晋三―菅義偉政権の9年間をどう評価するかである。
岸田は所信表明で北朝鮮拉致問題を最重要課題と位置づけ、条件をつけず金正恩総書記と直接向き合う覚悟だとしたが、安倍も菅もこの9年間まったく同じことを唱え続け、結局一人も取り戻していない。そもそも岸田は安倍政権下で外務大臣を4年8カ月も務めてきた当事者である。アメリカや中国にはこびまくり、北方領土の主権は棚上げ。要するに売国政権の中枢にいたわけだ。
岸田は「信頼と共感が得られる政治が必要だ。そのために国民との丁寧な対話を大切にする」と言うが、丁寧な対話どころか、都合の悪いことはすべて隠蔽。森友事件の再調査も早々に撤回。地元広島における大規模買収事件についても幹事長の甘利明が「再調査する考えはない」と発言している。
自民党の特定の政治家に有利になるデマや歪曲動画を個人のネトウヨ(Dappi)を装った企業に制作させ、世論形成・世論誘導を行っていた疑惑についても、まともに答えようとしない。
その一方で岸田が総裁選で掲げた比較的まともな政策は撤回しまくり。「令和版所得倍増」も「住居費・教育費への支援」も公約に盛り込まれなかった。金融所得課税(株式の配当や株式の売買時に課される税金)の見直しについても、テレビ番組で「当面は触ることは考えていない」と軌道修正。
独自政策が消えた理由を聞かれると「旗は一切おろしておりません」と答え、会見では「私の思い、私が提示してきた政策に一点のブレも後退もない」と言い放った。
いや、ブレブレのブレまくりだから。
「生まれ変わった自民党」どころか、安倍や麻生太郎らの悪政と隠蔽体質を引き継いだだけ。
岸田は「分配なくして、次の成長はない」と繰り返すが、これまで通り、お仲間や政商、いかがわしい勢力に「分配」を続けるなら、わが国の未来に待っているのは地獄である。
◆本コラム待望の書籍化!絶賛発売中
「それでもバカとは戦え」(日刊現代・講談社 1430円)
適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK283掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK283掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。