http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/661.html
Tweet |
※2021年10月18日 日刊スポーツ25面 紙面クリック拡大
自民30議席減「勝利」か、目標「与党過半数」上回るも…/角谷浩一氏の目
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202110180000080.html
2021年10月18日8時47分 日刊スポーツ
衆院選 角谷氏の議席予想
角谷浩一氏
岸田文雄首相就任から27日後の今月31日に投開票される第49回衆院選は、19日に公示される。日刊スポーツでは最新情勢を、政治ジャーナリスト角谷浩一氏(60)に分析してもらった。首相は与党で過半数の「233議席」という低めの勝敗ラインをあげたが、野党共闘も整い、拮抗(きっこう)する選挙区も多い。情勢次第で自民党が単独過半数を割り込むケースも想定されるという。今後、情勢は変化する可能性があるが、決戦の審判は有権者が下す。
◇ ◇ ◇
コロナ禍で従来の大規模集会、ミニ集会、商店街を練り歩く桃太郎や握手といった選挙戦術が通用しない中、与野党の各候補はどんな選挙戦を繰り広げるのか。岸田初陣の最大の目的は菅内閣にうんざりした国民の疲弊した気持ちを受け止めることができるかということだが、自民党内の公認争いは公示直前まで熾烈(しれつ)を極めた。だがそれは二階俊博前幹事長が強引に候補者を押し込んだり、選挙区の保守分裂を放置してきたことが原因だ。そんな背景があることを前提に選挙情勢を見ていくと衆院解散後も与野党で出馬辞退や選挙区の移動などが相次ぐ。短期決戦をどう戦うか各党の選対関係者や各陣営は知恵をめぐらすことだろうが、突然選挙区を変えても戦えるだけの状況は与野党ともになく、準備ができたはずの政権選択選挙とは言い難い。コロナ感染者が激減し、その理由も解明できないまま国民は新たな生活をスタートさせるが、コロナ対策は確立されていない。
野党は4年間かけて野党共闘を推進してきた。ここまでたどり着いたことを成果とみるか、道半ばとみるかは有権者が審判することだが、最終的には自民党は30議席前後を減らすことになるだろうが与党で過半数を掲げる自民・公明両党の議席は過半数を上回る。一方、立憲民主党も現有戦力を大きく躍進させる。両党ともに勝利したように見えるが、本当の結果は来年夏の参院選で決着するといえよう。自民党は千葉、富山、石川、福井、岐阜、鳥取、島根、岡山、山口、徳島で圧倒的強さを見せるものの、東北から首都圏、新潟、加えて佐賀、鹿児島、沖縄などかつての保守王国と言われた九州地方で野党の善戦が目立つ。野党共闘の効果は出そうだ。激戦区は北海道、東京、広島、長崎などで、ことに河井夫妻1億5000万円買収事件で揺れた広島3区は公明党の斉藤鉄夫・国交相が選挙区で勝てるかどうかは注目だ。(政治ジャーナリスト)
◆角谷浩一(かくたに・こういち)1961年(昭36)4月3日、神奈川県生まれ。日大卒。テレビ朝日報道局などを経て現職。永田町、霞ケ関に幅広い人脈を持つ。現在はTBS系「ゴゴスマ」などでコメンテーターを務める。映画評論家の顔も持ち、年間250本を鑑賞。
短期決戦は何か起きたら一気に流れ、自民単独過半数が焦点/鈴木哲夫氏の目
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202110180000082.html
2021年10月18日8時47分 日刊スポーツ
衆院選 鈴木氏の議席予想
鈴木哲夫氏
岸田文雄首相就任から27日後の今月31日に投開票される第49回衆院選は、19日に公示される。日刊スポーツでは最新情勢を、ジャーナリスト鈴木哲夫氏(63)に分析してもらった。首相は与党で過半数の「233議席」という低めの勝敗ラインをあげたが、野党共闘も整い、拮抗(きっこう)する選挙区も多い。情勢次第で自民党が単独過半数を割り込むケースも想定されるという。今後、情勢は変化する可能性があるが、決戦の審判は有権者が下す。
◇ ◇ ◇
短期決戦は新人や統一候補を進めようと準備していた野党にとっては痛い。一方で、政権与党や現職に優位とされる。だから岸田新首相は早期解散を打った。しかし、逆もある。何か起きたら一気に流れができてしまい今度はそれを修復する時間がない。今回の総選挙はじつは後者の緊張感が出てきている。
自民党が公示直前に行った情勢調査は思いのほか厳しかった。全体では約20議席減に加えて、小選挙区で拮抗(きっこう)しているところが約20、さらに誤差内でひっくり返される可能性のあるところが20。幹部らの失言やスキャンダル1つで流れが変わる下地がある。自民党選対幹部は「失点を防ぐ。保守分裂の選挙区などそのままやってたらまずい」と幹部のメディア露出を控えたり候補者調整に動きだしたほどだ。
マスコミ各社の世論調査による内閣支持も「分からない」が30%もある。ドラスチックな結果も十分あり得る。勝敗ラインについて岸田首相は自公で過半数と言うが、私は自民党で単独過半数を取れるかだと思う。過半数なければ法案一つ通せない。ますます連立の公明党の影響力が強まる。
そもそも岸田政権は発足時から安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁の影響が色濃く、岸田氏が総裁選で胸を張った経済政策なども総選挙に入り後退発言が目立つ。岸田カラーに暗雲が垂れ込めてきたところへさらに公明党の影響力も加わるようなことになれば、政権の迷走や新たな権力闘争につながる。自民党の単独過半数は大きなポイントだ。(ジャーナリスト)
◆鈴木哲夫(すずき・てつお)1958年(昭33)7月18日、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを歴任。豊富な政治家人脈で永田町の舞台裏を描き、多くの放送局でコメンテーターを務める。近著に「石破茂の頭の中」「くまモン知事」(いずれもブックマン社)。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK283掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK283掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。